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「教育実習生を担当する」ということ

教員5年目です。初めて教育実習生を担当しています。
正直、教科の教育実習生は一度持ってみたい、と思っていました。
学級担任としての教育実習生は、持つことを想像していませんでした。
準備もあまりできずに、始まってしまった教育実習ですが、日が進むごとに自分自身に返ってくる学びが多いと感じています。

①自分の学級経営観を見直す機会になる

 自分が何を大切にしているのかを今まであまり考えていないことがわかりました。実習生に話すために考えてみると「締め切りなどの時間を守る」「提出物を出す」など、時間に関することへの意識が多いことがわかりました。期首面談や普段の会話を通して、 「子供達が大人になった時に、何を身につけて欲しいかを考えて指導にあたる」ということを先輩教員の皆さんは普通に意識されていることが見えてきました。
 ぶれない何かを見つける、手にいれることが自分に必要だと思い知ることになりました。

②自分のやっていることを言語化することで、理論と実践の往還につながる

 自分自身の学級経営の中で行なっている「生徒への声かけの仕方」はどうなのか。指導は適切なのか。実習生の質問に答える中で、自分自身の意図を考えます。「何を思ってそれをやっているのか」「それによって生徒にどんな影響を与えているのか」
 普段あまり言語化しない部分なので、理論と結びつけるきっかけになります。(学級経営についてもう少し勉強すれば、理論と実践がつながっていくのでは…)

③未来の先生を育てる中で「教員の魅力」を再発見する

 この間、大学同窓の飲み会で、先輩の先生がおっしゃっていた言葉が印象に残っています。未来の同僚の先生、自分の子供の面倒を見るかもしれない先生を育てるのが、教育実習。ここで力を注がないでどうする?という内容でした。正直、少し忙しくなるのが教育実習期間だと思いますが、それすら楽しんで自分の将来の出会いに繋げていく、という姿勢に尊敬しかありませんでした。 

 まずは、今回、実習に来てくれた先生たちが教職に就きたい、と思ってくれるように魅力をたくさん伝えられれば、と思います。

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