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産業医からのにじいろ処方箋(#8 企業におけるLGBTQ+労働者の支援に産業保健はどう関われるのか)
産業衛生学会はとにかく最高
2022年5月25日〜28日まで第95回産業衛生学会が高知県で行われました。産業衛生学会というと全国から産業医や産業看護・保健職、研究者など産業保健に関わる多くの人々が集う、産業保健の一大イベントです。
そんな中、生意気にも
産業衛生学会の抄録集を見て、ますますD&Iが産業保健の文脈でほとんど取り上げられていないことに危機感を抱きました。これは🐶がやるしかないですね。
— K@産業医🐶/マカロン専攻医👨🍳 (@ktobitate) May 25, 2022
企業におけるLGBTQ+対応は人事マターとして捉えられていて、産業保健専門職が積極的に関わるという発想をそもそも持ち合わせていないことが多いです。
— K@産業医🐶/マカロン専攻医👨🍳 (@ktobitate) May 25, 2022
人事との役割の違いを認識した上で、産業保健職が何をすべきかということについて誰かと議論してみたいです。
と投稿したところ、反響を頂き、会期中に何人かの方とブレストを兼ねて意見交換をさせていただきました。
その結果、LGBTQ+の課題といえど、通常の産業医の業務のフローに則って行えば良いのではないかというシンプルな結論にたどり着きました。
さらに通常の産業医業務としてのメンタルヘルス対策などと、どのような点で異なるのか、活動の留意点について考えてみました。
こうやってフラットな意見を頂戴しながら、考えを深められるのはとても幸せなことだと思いますし、そういった機会を下さった皆様に感謝です。
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