マネージャーの必須スキル。「イシューを見極める」プロジェクトのスタートの仕方(前編)
みなさんは、プロジェクトを開始するときに、何を行いますか?YKは会社で3ヶ月~長くて1年半しか同じプロジェクトに所属したことなく、たらい回しにあってますw
基本的には、崩壊しそうなプロジェクトだったり、伸び悩んでいるプロジェクトにアサインされて、なんとか軌道にのせて、次のプロジェクトに移るというキャリアに気づいたらなっていました。
今日は、どこからともなく外部からマネージャーやコンサルとして入ったときに、どのようにプロジェクトに立ち直ってもらい、抜けても大丈夫なようにしていくのか?という話をしたいと思います。
(YKはプレイヤーとしてもがんがん進めるので、自分はコンサルだとは思っていないです)
1.イシューを見極める
まず、プロジェクトにJOINして行うことがイシューを見極めることです。イシューを見極めるというのは、具体的にどういうことか?というと、一番の問題点を見極めて、そこの解決にチームのエネルギーを向かわせるということです。わかりにくいので具体的に行うことを説明します。
では、仮に10人以下のインターネットサービスのプロジェクトの場合でお話しします。まず、全員と1on1ミーティングをします。仕事をする上で、一番大事なのが人間関係の構築ですので、自分から話しかけて、お互いを知り理解度を高めます。その会話の中で、プロジェクトで問題だと思っていることをプロダクトでも良いですし、チームの運営でも良いので、なんでも教えてもらうということをします。細かい1on1ミーティングの仕方は別記事にしているので、そちらを見ていただければと思います
よくあるイシューは、プロダクトで言えば、「数字が伸びない」「ここが使いづらい」「競合はこの機能があって便利だけど自分達のプロダクトにはない」などが出てきたり、チームで言えば、「企画とエンジニアの理解度が違う」「デザイナーが描くものが、エンジニアで実現してもらえない」「よくわからない企画が降りてきて、それをエンジニアはやらされているだけ」「エンジニアの見積りが想像以上に工数が多く出てくる」などです。
まずは、そのように個人個人が問題だと思っているものを、とにかく聞きます。そうすると、実はみんな同じことを思っていたりするので、取り組めばよいことが見えてきます。
じゃあ、その課題に取り組めば良いかというと、ちょっと早いです。イシューの見極めは実は一人で行うものではなく、プロジェクトやチーム全体で行わないと、この課題解決の効果は一時的で薄いものになってしまいます。
そこで、次に行うのが、プロジェクトメンバーでのイシュー整理MTGです。
手順としては、1時間ぐらいメンバーに集まってもらって、
まずは個人個人が問題だと思っていることなんでも良いので、付箋で書き出してもらう
それらをグルーピングして、塊にしてもらう。
そうすると、1on1ミーティングで個人個人が課題だと思っていたものが、可視化され、塊を見るとそれがチームとしての課題になり、チームの課題が可視化されます。このとき大事なのは、塊での付箋の多さがみんながイシューだと思っていて、問題として大きいものとして考えられたりします。なので、被っていても付箋にしてもらうというのは結構大事です
実際のチームで行うと意外と問題はプロダクトにあるのではなく、チームの運営や運用に課題があることが多いです。この作業は1時間ぐらいできるので、あまり負担にならず、チームの意思統一が比較的容易にできます。
ここで終わりでは、ありません。このイシューを解決していくのが、チームの仕事になるので、このイシューのオーナーを決めます。何かを進めるにあたって、オーナーがいないものは基本的には、正しく遂行されません。これはマネージャーや責任者と相談して、適正を見ながら決めます。
こうすることで、イシューを見極め、それを解決していく体制というのが出来上がります。このオーナーをYKは「リード」というネーミングにして、彼らをフォローするようにマネジメントをすることが多いです。マネージャーはリードが進めているものについて、行き詰まったら、社内のツテや、自身が持っているスキルによって、リードが解決できるようにフォローをしていきます。
これを期初ごとにおこなえば良いですし。場合によっては、毎月このイシューを見直したりしてチームで議論しながら進められるとより良いチームになっていきます。
2.現状を可視化する
次に行うのが現状の可視化です。長くなってきたので、「後編」にしたいと思いますので、フォローをしてお待ちいただければと思います。
(後編書きました。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?上記のやり方は、簡単にでき、即効性もあるので、ぜひ試していただければと思います。
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