平和のために何ができるのか

今週、身近な人が「平和のための」活動を見せてくれた。
一つは、職場で、職種の違う先輩が平和の「語り手」になって授業をした。
アーカイブ映像を取り入れて体験者の声を聞かせ、「平和な状態を維持したいという戦争体験者の思いが、今の日本を戦争に向かわせない力になっている」と訴えた。この学年は9月に大阪での校外学習でピース大阪を訪れることにしている。
もう一つは、西宮の仲間が小学校六年生の修学旅行の成果を発表し、その成果を今後どう広げていけるかについて、広島の「碑めぐりガイドさん」たちと意見交換した。修学旅行事前の学習を、きちんとガイドさんと情報交換して、当日のガイドに活かしてもらうこと…この簡単なような作業が、抜け落ちてしまっているということにもったいなさを感じた。人を活かすということを、効率性と天秤にかけると、こういうもったいないことが起こってしまう。
平和教育をやりたいと思いながら生活していると気づく、自分たちの力のなさだが、「本当のこと」を子どもたちに投げかけることの大事さにも気づいて、やっぱり力は弱くとも語らなければと思う。日本が戦争に加担していると聞いた子どもたちはつぶやいた、「憲法は?」。

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