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ボートで桂川を渡る琴ヶ瀬茶屋!グルメライターが京都一好きだけどなお店

日本を代表する観光地である京都。日々、取材を行っていても行きたいお店のリストは増え続ける一方。有名店や老舗にくわえて新しくオシャレな店も日々誕生しています。

そんな京都で私が個人的に一番好きなお店が嵐山にある琴ヶ瀬茶屋というお店。しかし、いろいろな理由で、あまり自信を持ってオススメとは言えず、決して万人受けするタイプとは思えないお店となっています。


オススメはできないけど愛すべき琴ヶ瀬茶屋

今回紹介するお店は嵐山の琴ヶ瀬茶屋。旅するグルメライターを名乗る人物が京都で一番好きなお店。しかも嵐山にあるとなると、さぞ高級なお店をイメージするかも知れませんが実情はむしろ逆。ものすごく庶民的でいい意味でオシャレさは皆無。では料理がものすごく美味しいかというと、それも普通くらいのお店となっています。

それでも京都で一番好きで何度も訪れるお店となっています。

渡月橋の上流にあるお茶屋さん

料理も普通なのに京都で一番お気に入りの琴ヶ瀬茶屋。その理由はお店のロケーションにあります。オシャレじゃないのにロケーションがいいというのも相反する要素のように思えますが、それが両立してしまうのが琴ヶ瀬茶屋。

まず場所は嵐山。その嵐山のシンボルでもある桂川と渡月橋の上流にあります。渡月橋上流の茶屋と書くと高級な料亭のような響きがありますがそうではなく、強いてジャンルを上げるとすると夏の海にある海の家のような雰囲気のお店で、桂川のそばにあるので川の家ともいうべき存在です。

お店の外観はこちらとなっています。渡月橋の北側、天龍寺や竹林の小径などがある左岸側の桂川の岸部を上流の方に歩いて行って、亀山公園への入り口も通り過ぎて、人の流れもまばらになった道を進むとお店が見えます。

嵐山の圧倒的な木々と川の間、わずかな空間に見えるのがお店こそが琴ヶ瀬茶屋です。

ボートを漕いでいざ琴ヶ瀬茶屋へ

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