テクノロジーを掛け算したときから始まる〜 #延長線上にない日々
延長線上にない日々を想像するのは難しいですが、2040年というと自分は還暦間近な年齢になっている頃で、まだ生きています。
テクノロジーや働き方、生活はこの20年で目覚ましい進化・変化を遂げると思っていて、そこにはとても期待を持っています。こういった中から、延長線上にない日々を想像するのはとても楽しいですが、実現できなさそうなことを想像するのもまた面白いと思います。
次の20年は掛け算の20年になる
食に関しては栄養価であったり代替食品であったり、それぞれの方向で技術的な進化が進んでいます。これらの技術はいずれ掛け合わされる時が来ると思います。もしかしたら、それは20年もあれば十分な期間かもしれません。
想像を超えた食べ物の誕生
アニメ『PSYCHO-PASS』のにハイパーオーツという食料が登場します。
このハイパーオーツは、栄養価を自由自在に組み替えることができ、アニメの中では日本の食料自給をほぼ100%カバーしていることになっています。栄養価を自由自在に組み替えられるようになるという未来は、まさに今では考えられないことで、延長線上にない日々になると思います。
ちなみにドミネーターは発売されたことがあります(欲しい)。
アニメ上でも若干ディストピア飯のような感じがありますが、想像しているよりも料理感はありました。あれくらいの表現ができるようになるまでは、ディストピア飯な期間がしばらくは続くかもしれません。
ちなみにPSYCHO-PASSは設定上は2112年なので、100年弱先の話です。
栄養面での進化
例えば栄養価の観点で言えば、自分も今はよく完全食のBASEFOODを食べています。日進のオールインパスタなどもありますが、栄養的には申し分ないものの、まだまだ進化の余地があると思っています。
例えば、今はまだ栄養価をコントロールすることは難しいと思いますが、いずれは消費者側が自由に栄養価をコントロールできるような技術が出てくるかもしれません。またパンやパスタ以外の食材・食品としても今後登場してくるかもしれません。
代替食品の進化
また、最近では植物肉のような代替食品の進化も著しいです。特に肉については代替肉が急速に伸びていて日本でもいくつかの店舗で食べることができるようになりました。
代替食品の技術が進めば、視覚的な面で実際の料理そのものが容易に作れるようになるかもしれません。
実際に以前植物肉を料理する機会がありましたが、見た目は完全に肉でした。
香りは?
おそらくですがこれが最も後発の分野になるような気がしています。植物肉も香りについては肉感はなかったと記憶しています。
香り自体は調味料などでもつけることが可能であるため、まだまだ重要視されていないようなイメージです。料理の香りを再現することを試みている企業などがあったら知りたいです。
味覚はどうしようもないのでは?
最近ニュースで味覚を再現する技術があることを知りました。
いわゆる5つの味覚(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)は再現できるようですが、辛味などはまだ難しいようです。また最近では脂が第6の味覚として注目を浴びていてこちらもまだ再現はできていないと思われます。
もはや手品のような技術ですが、可能なるとすれば味覚を技術的に再現できるようになります。