【2021年版】人事&人事を目指す人が読むべき本5選
こんにちは!多田(@Tkeijiro)です。
私はYahoo! Japanで人事 → BBQ会社で人事 → ヘッドハンター → 人事コンサル企業のCOOというキャリアを歩んでおり、現在未経験で人事を目指す方のキャリア支援なんかもやっていたりします。
*さらに詳しいプロフィールは下記noteからどうぞ!
私の専門でもある人事領域は、会社/事業創りにダイレクトに貢献し、その実感を持てるとても面白い仕事です。(もちろん、どの職種でも会社や事業に貢献はできます!)
反面、組織や事業のフェーズごとに様々な課題にぶち当たったり、もんもんと悩むようなことも少なくありません。
そんな中で、ひとつの習慣として取り入れるといいかなとお勧めしたいのが読書です。
もちろん活かせるかどうかは自分次第なところはありますが、
本のような
・情報濃縮度が高く(著者の数年〜数十年分の時間がコンテンツ)
・インプットの時間効率が良く(それが2-3時間で読めちゃう)
・コストパフォーマンスに優れた(2,000円前後で読めちゃう)
インプットの手段はなかなかないなあと思っています。
今回は私が人事に関わってきたキャリアの中で、とても影響を受けた本をいくつか紹介していきたいと思います!
といった方々に届くと嬉しいです。
それでは、どうぞ!
1. 図解 人材マネジメント入門 人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
人事の全体像を把握する上にはぴったりの本で、これから人事の仕事をスタートする友人には、大体この本をプレゼントしてます笑
<おすすめ理由>
・ざっくりと人事の全体像を把握するのにぴったり
・「採用」「育成」「評価」など、それぞれの人事業務がどのようにつながっているのかが分かる
・各章で、4社の有名企業(リクルート/サイボウズ/アカツキ/トヨタ)の具体的な事例を挙げているので、理論だけじゃなくて実践のイメージも掴める
2. 人事担当者のための採用から退職までの実務Q&A100(労務行政)
<おすすめ理由>
・上の本が全体像をざっくり理解するのに適しているのに対して、この本は具体的な人事実務を理解するのに適している
・人事の業務をする上では「労働法(労働基準法、労働契約法、労働組合法などの総称」と、過去の「判例」を学ぶ必要があり、そこがわかりやすく説明されている
・すべての法律/判例をキャッチアップするのは難しいので、それぞれの人事業務に合わせて、都度確認ができる辞書のような存在(デスクに常に置いておきたい本)
同じような類で、「初めて人事担当者になったあなたへ」みたいな本もいくつかあるので、本屋さんで立ち読みしてみて、自分や会社に合いそうなものを一冊携えておくと良いと思います!!!
3. 採用に強い会社は何をしているか ~52の事例から読み解く採用の原理原則(ダイヤモンド社)
おそらく、未経験から人事の仕事をスタートする時の最初の仕事は「採用」になることが多いです。よって、採用業務についての理解を深めるのは結構重要です。
<おすすめ理由>
・採用プロセスを「出会う」「見立てる」「結ばれる」と3ステップに分け、それぞれのポイントや、よくありがちな失敗をまとめてくれているのでわかりやすい
・採用業務は「ビズリーチ、Wantedly、Greenあたりに問い合わせしてみよう」「人材紹介会社はリクルートとかパーソル?」「自社のSNSアカウントを作ってみよう」など、「母集団形成」に関わるHOWの部分から手を出し始めることが多いが、そこについても詳しく書かれている
・通しで読んでみてから業務をスタートすると、全体感+実務のイメージがかなりできる
4. 組織行動(NTT出版)
今まで紹介した本に比べると、「理論」が強めな本です。
<おすすめ理由>
・人事は「理想的な組織文化を作るにはどうすればいいか?」という抽象的な仕事から、「Aさんの仕事に対するモチベーションを上げるにはどうすればいいのか?」という具体的な仕事まで、組織で働く人たちの課題解決に取り組む
・その上で組織で働いている人の行動や考え方を理解するためにも、「組織行動」を勉強することはとても重要
・この本では、組織に所属する人たちの行動・考え方を体系的にまとめてくれているので、実務と照らし合わせながら読むことでより内省がうまくできるようになる
5. 水滸伝(集英社)
最後はちょっと変化球、、、北方謙三さんの小説です!!!!
だいぶ毛色が違うんですが、どうしても紹介したく取り上げました(笑)
これを読むことで「人」という機能の面白さを知ることができます。
<おすすめ理由>
・まず水滸伝とは、中国が舞台の小説で、国を相手に反乱を起こす物語です
・登場人物が108人おり、章によってそれぞれの目線から物語が進んでいく。国を救うための反乱というビジョン達成のPJを、108人のメンバーの視点から見れる、というのが、この小説の面白いところ
・詳細はネタバレしちゃうのでお伝えしないけど、一つの目標に向かっているチームでも、各々違う目的を持って生きている人たちが協働している。武を極める人、家族のために働く人、ただ走る行為が好きな人、言われたことを死ぬまで愚直にやる人、、、読み進めていくと、自分はどのタイプに近しいのか、どのタイプを目指すべきかが見えてくるはず
・最初に水滸伝を読んだ時は、魯智深(ろちしん)という、大陸中を旅しながらヘッドハンティングしまくる坊主にどハマりしました
おわりに
いかがでしたでしょうか?
すでに読んだことある本もあるかもしれませんが、ぜひコメント、読んだ感想などいただければ嬉しいです!