人事&人事を目指す人が夏休みに読みたい漫画5選
こんにちは!多田(@Tkeijiro)です。
私はYahoo! Japanで人事 → BBQ会社で人事 → ヘッドハンター → 人事コンサル企業のCOOというキャリアを歩んでおり、現在未経験で人事を目指す方のキャリア支援なんかもやっていたりします。
前回、こんな記事をだしたところ結構リアクションがよく、
今回はさらに読みやすい、漫画をベースに人事&人事を目指したい方に向けてチョイスをしてみました!
前提として、
という考えのもとに選出をしました。
といった方々に届くと嬉しいです。
1. ジャイアントキリング
1つ目は、言うてもメジャーなところを選んでみました。
<おすすめポイント>
・まず、多くのステークホルダー(利害関係者)のバランスを取る必要のある人事という仕事をする上で「◯◯さんの立場にたったら・・・」「◯◯部にとっては・・・」といういくつもの視点を持つことが重要
・この作品では、選手だけにスポットライトがあたるのではなく、監督・コーチ・運営スタッフ・サポーター・地元民など、サッカーに関わる人たちそれぞれの視点が描かれており、とても参考になる
・例えば、負けが続いているチームにおいて古くからいるメンバーと改革を進める新しい監督、次シーズンのことを考えて試合を組み立てる監督と目の前の試合の勝ちにこだわる選手、クラブ運営を考える運営スタッフと選手やファンの心情を考えるサポーターなど
・多くのステークホルダーが関わっていくところを読んでいくと、チーム運営における絶対的な「正しさ」はないことが分かる
・「アオアシ」も入れようかな、「ブルーロック」もいいなぁ、と思ったんですが、サッカー漫画ばかりになってしまうので、ジャイキリ一本で
2. 囚人リク
<おすすめポイント>
・囚人リクは、治安維持のためにスラム街が隔離されてる未来が舞台で、スラム街に住むリクという少年が、育ての親を殺した無実の罪で投獄されるところから物語が始まり、親殺しの真犯人を告発するために仲間を集めて脱獄を目指す、というストーリーです
・荒くれ者が集まる刑務所の中で、年齢も、腕っ節も一番下のリクが、ビジョンを語り、誰よりも体現していくことで、どんどん仲間が増えていき、リクに感化された仲間たちが、他の仲間に積極的に貢献したり、トラウマや苦手なことに立ち向かったり、チーム一丸となって課題を解決していくところが描かれています
・多くの会社がビジョンを掲げますが、果たしてビジョンが、会社・チームの目標達成にどのように生きるのかは、現場で体感した人じゃないとなかなか結びつけにくいです
・ビジョンを掲げて、強烈に推進していく一人の人間によって、チームを作り上げていく過程が見られるのでおすすめです!
3. Shrink~精神科医ヨワイ~
<おすすめポイント>
・この本は、パニック障害、うつ病、発達障害、PTSDなどに苦しむ患者さんと、治療にあたる精神科医の物語です
・名前は聞いたことはあるけど、具体的にどんな症状で、どんな苦しみを感じていて、どう接するのが良いのかは、わからない病気だらけでした
・人事は特に「人」を扱う仕事である以上、人が持ついろんな側面を理解しておく必要がある
・今まで一緒に仕事をしていて、「変わった人だなぁ」「なんかとっつきづらいな」「なんでこの人は言われたことができなんだろう?」のような、いわゆる「普通」とか「あたりまえ」と言われている枠からはみ出している人と出会ったことはありませんか?
・人事は、もちろん治療をする仕事ではないものの、働いていけば、それらの病気に苦しむ人たちと接する機会は出てくる可能性があります
・その時に「もしかしたら・・・」と思えるかどうかで、その後の接し方・対処の仕方が大きく変わってきますよね
4. ミステリと言う勿れ
もはや、何も関係ないじゃないかと言われそうな作品を入れてみました笑
・この漫画は、久能 整(くのう ととのう)くんという大学生の主人公が、いろんな事件を解決していく、金田一少年の事件簿や名探偵コナン的なあれです
・整くんは、多くの人の中にある「あたりまえ」を、そのままあたりまえとは捉えない人で、「そもそも・・・」「なぜ?」「他の国では・・・」「昔は・・・」「もし・・・だったら・・・」みたいなことを、作中に良く使います
・人事の仕事をしていると、一つの物事に対する捉え方って、人によって本当に違うんだなぁ、と思います
・自分が思ってる「あたりまえ」を押し付けることよりも、人が持ってる「あたりまえ」を想像し、理解する必要があります
・その意味で、この本を読んでると「あー、たしかに笑」と、自分が思ってたあたりまえがひっくり変えることがしばしばあります。
・あたりまえを疑う思考トレーニングとして読んでみると面白いと思います
5. チ。―地球の運動について―
さぁ、最後はいよいよよくわからない漫画です!笑
・この漫画は、「天動説」があたりまえだった時代に、「地動説」を唱える人たちを扱っている物語です。
・これの何が学びになるかというと、「ミステリと言う勿れ」のさらに上をいく、「あたりまえ」への疑問・提言です。
・「みんながやっているから」や「今までがこうだったから」は、何かの施策を実施するときに、声に出さずとも心の中で唱えてしまいがちな言葉です。もちろんそれらが目の前の課題を解決する施策なのであれば問題ないのですが、往々にしてそうでないケースの方が多いです。
・人事が取り扱うテーマは、「絶対的な答えがない」と言われることが多いです。書籍や他社事例など調べてみても、どんな施策を取れば課題解決につながるか、誰にも分からない。施策によっては誰かが喜ばない施策をやらなければいけないかもしれない。ただ、限られた情報の中で意思決定をし、推進をしていかなければならない。
・この漫画だと「あたりまえ」ではないことをすると、拷問されたり、燃やされたりしちゃいますが、、、現代ではそんなことは起きません。でも、怖いんですね。答えのない道を歩くのは。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
すでに読んだことある作品もあるかもしれませんが、ぜひコメント、読んだ感想などいただければ嬉しいです!
また、こういう系のコンテンツはどんどん増やしていきたいので、リクエストなどあればください!