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ギリシャ旅行記5
いよいよギリシャ旅行も折り返しました。
6日目は博物館を見学後、コリンティアコス湾に架かるリオン・アンティリオン橋を渡って
ペロポネソス半島へ入ります。
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イオアニナ
イオアニナ考古学博物館
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こちらにはネクロマンティオンの出土品やドドナ遺跡から見つかった神託伺いの鉛板が展示されています。
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ここのネクロマンテイオンの展示では「死霊神託所」ではなく
はっきりと「豪農の屋敷跡」説が書かれていました。
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ここで2日間遺跡や博物館を解説してくださった現地ガイドさんとお別れ。
バスに乗りペロポネソス半島を目指します。
ペロポネソス半島へ
サービスエリアで休憩
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リオン・アンティリオン橋を渡る
アテネオリンピックの際にコリンティアコス湾に架けられた橋で、
正式名称は「ハリラオス・トリクピス橋」
この橋が架かる前は船で対岸に渡っており、船頭の方達が「職を失う」と
建設に反対されていたそうです。
昼食
海辺のレストランで昼食です。
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ミケーネ
いよいよ本日のメインイベント、ミケーネ遺跡へ。
ミケーネはホメロスの叙事詩「イリアス」に登場する
アカイア軍の総大将アガメムノンが治めていたとされる王国。
誰もがおとぎ話だと思っていましたが、「ホメロスの叙事詩は真実を記したものだ」と信じていたハインリヒ・シュリーマンによって
1876年に発掘された遺跡です。
黄金のマスクや獅子門など高度な文明を思わせる「ミケーネ文明」が明らかとなりました。
おとぎ話が本当になった瞬間、興奮なんて言葉じゃ足りないくらいの感情が沸き起こったでしょうね…。
アトレウスの宝庫
アトレウスの宝庫は王家の墳墓だそうです。
しかし発掘当初はすでに盗掘に遭っていて何も見つからなかったとか…
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ミケーネ考古学博物館
博物館は遺跡の中に設けられていました。
ここで発掘された黄金のマスクの実物は、ここではなくアテネの博物館に収蔵されているとのこと。
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こちらのマスクは一般的に「アガメムノンの黄金マスク」として有名ですが、アガメムノンが生きたとされる時代より以前の年代のものだと判明したため、現在はただの「黄金のマスク」と表記されています。
アガメムノンのものでなくとも、当時の権力者の遺体に被せられていたものだそうです。
ミケーネの墳墓群からは他にも女性や子供の遺体も発掘されており、黄金の副葬品がそれそれ出土しています。(こちらもアテネの博物館に収蔵されていました)
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ミケーネ遺跡
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坂を登っていくと「獅子門」が出迎えてくれます。
今は頭部が失われていますが、これは黄金などの高価な素材で出来ていたために盗まれて失われたのではということです。
どんな顔をしていたのか…気になります。
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獅子門を抜けてすぐに、墳墓跡の岩がごろごろ見えてきます。
こちらは円形墳墓で、ここから王族と思しき複数の人物の遺体や
副葬品が発掘されました。
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九十九折りに丘を登っていくと王宮跡があり、すぐ降ります。
王宮といっても全体的に小さいなぁという感じでした。
こちら動画ばかり撮っていて全然写真撮ってなかったです…。
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土台しか残っていないため、素人がその間取りを想像するのはなかなか
難しいです。
王様のお風呂にしてはこちらも小さいなという印象。
(権力者の風呂のサイズ基準イメージが完全にローマ)
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雨水を利用した地下貯水槽。以前は奥まで行けたらしいですが、今は封鎖されて行けなくなっています。地下は灯りが一切ないため完全に暗闇です。
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こちらの門はギリシャ悲劇「エレクトラ」に出てくる門と伝えられている裏門。
「黄金に富むミケーネ」を見て取れる明確な遺跡は現在
獅子門しか残っていないのが残念ですが、叙事詩の足跡を
こうして想像し辿れるのも、信じて発掘したシュリーマンの
偉業あってこそ。
そして数千年もの間人々を魅了してやまない
古代ギリシャの詩人たちの力でしょう。
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夕食、そしてホテルへ
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ナフプリオンへ移動。
まずホテルへチェックイン後、歩いて夕食会場へ向かいます。
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このお店の並びはお土産屋さんが並んでいて、近くに有名な土産街があるということで夕食後そちらへ赴くツアメンを背に、私はホテルでせっせと洗濯をしていました。あとから考えたら勿体無いことしたな…と。
のちのアテネでの失敗をしらずに洗濯なんてしおって…
洗濯物はベランダの室外機のおかげでめっちゃ早く乾きました。
ホテルはこちら
業務用冷蔵庫みたいな金属扉のエレベーターがあって驚きました。
それではまた次の記事にて!