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ギリシャ旅行記3
ギリシャ旅行4日目です。
デルフィから北西に移動して、死霊神託所(ネクロマンテイオン)と
アケローン湿地を観光します。
しかしながら今回は動画を撮る方に必死で、あまり写真がありませんでした…。なので他の記事より短いです。
バスで長距離移動
2泊お世話になったホテルを後にし、バスで移動します。
長距離移動なので途中ドライブインで休憩。
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バスに揺られ4時間ほど、ようやく到着。
バスの中では寝ていたと思います。(あまり記憶がない)
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ネクロマンテイオン(死霊神託所)
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ネクロマンテイオンは閑静な住宅地を抜けた坂の上にあります。
しかもゆるーく長く続く坂道。(昨日のことが思い起こされる)
ネクロマンテイオン(死霊神託所)とは
日本のイタコのように、死者の霊を巫女に降ろして神託や質問に応える場所。
参拝者は決められた食事や習慣を守らねばならず、神託所内の暗い部屋で何十日も監禁生活を送る。
それが明けるとようやく巫女へ質問することができる。
というような、冥王ハーデスにまつわる神託所だったのではとされる場所です。
ハーデスはギリシャでは今も昔も不人気なため、神殿もあまり多くないとのこと。観光客も殆どいませんでした。
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ここの逸話は歴史家のヘロドトスが記しており、シシン先生のHPのブログにも面白く記されております。興味のある方は是非に。
この神託所の詳細はおそらくツアーに行った他の方々が書かれているであろう…と人任せにして
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監禁生活を終えやっと巫女に会える参拝者が通ったであろう
曲がりくねった通路を抜けると、小さいですが部屋の跡に辿り着きます。
ここは現在だと屋根が全て落ちてしまって空が広がっていますが、
当時は暗い屋内でした。
ここで歯車が発掘されていて、このことから発掘した考古学者は
「滑車を利用して巫女が宙に浮いているような演出をしたのではないか」と想像したそうです。
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この部屋からいよいよ地下へ降ります。この地下は当時神官しか入れなかったハーデスやペルセポネ(ハーデスの妻)の像を祀っていた場所ではないかとされる場所です。
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ここは現在地面がライトアップされていますが、シシン先生が来た時は真っ暗な空間で、この凸凹の地面に気付かず足を踏み外すところだったという危険な場所でした。
おそらく観光客が増えたのでライトアップしたのでは?とのこと。
この地面、本当にぼっこぼこで足の置き場所に困ります。
広い空間でもないため、ツアーメンバーは二手に分かれて見学。
地上に戻りしばし自由行動。
実はこの死霊神託所は「疑惑の遺跡」と言われており、本当にここが死霊神託所なのか?ということは現在も議論されており、最近では「豪農の住まいだった」説が濃厚だということ。
しかし現地の方々はここが死霊神託所だと信じているので、その思いを否定することは余所者の私たちには出来ない、と。
確かに実際見ると神託所というにはあまりにもこじんまりしているなという印象でした。豪農の家説はしっくりきます。
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ヘロドトスによればこの地域でまちがいないとのことなので、ここでなくてもどこかに死霊神託所は存在している…はず!
複雑ではありますが、いずれ発見されることを願います。
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昼食
アケローン川ほとりのお店まで移動。
普段ツアー客が来ないからなのか、お店の小さいご子息も手伝っていてほっこり。こんな大量の平たい顔族見るの初めてだよね…
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アケローン川クルーズ
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一旦外海に出て、「ペルセポネの洞窟」を見せてくれるとのこと。
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再び川へ戻って、冥界下りが始まります。
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ここはアケローン湿地と呼ばれる湿地帯で、昨日までいたデルフィと植生が違います。こちらは日本の森と似ていて草木に水分がある感じ。
どんどん上っていって、アキレウスが赤ん坊の頃体を漬けられた川ステュクス川と合流します。
船頭さんがステュクス川の水を汲んでくださったので、ツアーメンバー全員手を浸したり飛沫を体にかけました。
船頭さんは他にも帰り途中に法螺貝を吹いてくれたり、エンジンを止めて昔の冥界下りの感じを再現してくれたりといっぱいサービスしてもらいました。
ありがとうございます。
クルーズ後、バスに乗ってホテルへ移動がてら湿地帯を高台から臨みます。
バスの車窓越しなのでだいぶ画角が残念なことに…
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ホテルへ
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ギリシャ国内ではバカンス地で有名らしいイオアニナにある星5ホテルに宿泊です。
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なんとウェルカムドリンクがサービスされました。さ、さすがバカンス地の星5ホテル…!と震えます。
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夕食
今晩の夕食はホテルで摂ります。
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食後、シシン先生が同行する最後の夜のため、お菓子や飲み物を持ち寄ってロビー脇のカフェスペースで囲む会を開催。
引きこもりぼっちには新鮮な体験でした。楽しかったです!
明日はゼウスの神域「ドドナ」とイオアニナ市街散策です。
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