時間が有り過ぎる。
今週は月曜日から水曜日まで毎日の定例の会議以外の予定がほとんど無かった。定例会議と言っても2つの会議合わせて約1時間。朝の始業時に行う操業報告だ。同じような内容の会議を毎日2回やる。何とかならぬか。
今日の木曜日と明日金曜日は日中はこの会議以外の予定はないが、夜に会食という名の飲み会が入っている。異常に楽しみに思えてくる。
日中はひたすらインターネットを覗いている。「覗いている」というのは引き込まれる記事がないので、すぐに他のページにジャンプする。ネットサーフィンというやつ。
しかし、検索ページの最初に出てくるニュースはどうでもいいものが多く、テレビでタレントがこう言った、出演者が驚いた、半泣きだった、絶叫した、ってどうでもいいことばかり。
タレント達はネットで記事にされることを目論んで発言したり派手なリアクションをとっているのかもしれないし、しょうもない記事と言われながらも、短文なのでつい時間潰しに読んでしまう読者がいることも記者は見透かしているのだろう。
そんなことをつらつら考えながら、こちらも空しく時間を潰す日々が続いている。
そうだ、先週5年ぶりに高校のクラス会があった筈だ。私はインドネシアにいるので参加できなかったが、グループラインで同級生のみんなが「楽しかった」「次回が楽しみ」と呟いていた。
幹事で親友だった同級生にラインしてみた。彼は高校卒業時に親父さんが急逝し、大学進学を諦めて実家がやってた旅館を引継いだ。それ以来今までずっとクラス会の幹事をやってくれている。
すぐに返事が来た。懐かしい名前と共に簡単にみんなの近況を伝えてくれた。既に還暦を2年前に迎えたが、皆それなりにそれぞれ歩み続けている。家で悠々自適の完全な隠居生活をしている者はいないようだ。皆、高校時代の印象そのままの生き方をしていると思った。
彼とのラインのやりとりで、返事の待ち時間を加えても1時間も満たせなかった。
この刺激のない一日を何とかせねば、少しでも有意義な時間を持ちたいとインターネットで経済や政治のニュースを読んでみたが、「ふ~ん」と思うだけで、思考が深まらない。脳が退化していく。
この間も2杯目の生ビールを飲んでいたのに1杯目と勘違いし、2杯目のオーダーが通っていないと文句を言ってしまった。脳を使え!
そうだ、せめて飲み会でも入れて一日の最後にメリハリをつけよう。誰を誘おうか。当地に駐在する社内と取引先のメンツを思い出し、思い巡らせてみたが、最近なぜか社内で流行っている消化器系の不調を訴えるものが数人、毎週水曜日は飲み会という取引先がある。今日は水曜日だ。候補者はあまり多くない。あとは基本的に酒を飲まない人たち。
仕方ない… 昨日飲みに誘っておけば良かった… 家でネットフリックスのドラマの続きを見るか… 晩飯は乾麺を茹でた蕎麦かな…。
時計を見ると終業まであと1時間だ。
結局、長い一日を終えて大人しく帰路についた。
一日は長い、でも一年は短い。もう2月が終わる。こんな日々を過ごしてあっという間に引退か。
何とかせねば。そしてnoteを書き始めた。
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