ワールドカップがもたらしたもの
近況
お久しぶりです。竹之内です。
今年も気づいたらもう12月で、あっという間だなと思う日々です。
私事ではありますが、今年の3月から駿河台大学のキーパーコーチにご縁あり就任することになり、高校生と大学生と2カテゴリーを観させてもらうという、贅沢な環境になりました。
この環境を使って、もっと指導者として成長していかなければと言う思いでこの1年、やってきました。
この振り返りはまた次の機会に投稿してみたいと思います。
さて、師走の忙しさと言うようにここから怒涛の交流戦が入ってくる時期です。
この期間を乗り越えて、来年のシーズンに向けて力を蓄え、来季は
高校 リーグの昇格
3つあるトーナメントで優勝
大学 1部優勝から関東リーグ3部に昇格
この二つを達成する強い気持ちを持って臨みたいと思います。
表題の意味
今回なぜこの表題で書いたかというと、このワールドカップで日本人ゴールキーパーの価値が飛躍的に向上したのではと個人的に感じて、このチャンスは逃してはいけないのではないかと思ったからです。
私がなぜそう思うか、3つの要因を上げたいと思う。
1.日本がベスト16に入って他の国から評価、賞賛されたこと
2.ドイツ、スペインという強国に勝ち点を奪ったこと(このグループリーグ、どのチームもゴールキーパーがワールドクラスだったが、その名手達からゴールを奪った)
3.日本のキーパーグループが団結して試合に臨み、4試合で権田選手が好セーブが光っていた
(特にドイツ戦の4連続セーブがメディアでも取り上げてもらい、さらにマンオブザマッチに権田選手が選ばれたことで世界から日本人ゴールキーパーの評価の向上、さらには日本の中でもキーパーの価値が向上するきっかけになるのでは)
この3つの要因があると思う。
日本人ゴールキーパーの評価
良く、日本サッカー界で耳にするのが
「キーパー育成はヨーロッパより遅れている」
今回の結果で果たして、キーパーの育成は遅れているのか?
少なくとも、日本にいるキーパーファミリーはそう思ってはないと思う。
しかし、それを実証するには
『結果』
という1つのファクト(事実)が必要でした。
それをこの大会で権田選手、シュミット選手、川島選手、下田コーチが実証してくれました。
当然、この4名だけではなく歴代の代表キーパーやJリーグで活躍している日本人ゴールキーパーさらには、協会が行なっているGKプロジェクトそしてグラスツールのキーパーコーチがいてこその結果だと思います。
このファクトが日本人ゴールキーパーの新たな扉をこじ開けたと私は感じてます。
だからこそ、このワールドカップは日本人ゴールキーパーの価値が高まった大会だったのではと感じてます。
課題
ただ、今回の大会でヨーロッパのキーパーと肩を並べたかといわれるとそうではない。
例えば、コスタリカ戦の失点は改善の余地があると考えられるし、その他の失点でもパワーセーブの質、ステップワークの質、PKを与えたシーンの対処やビルドアップへの関与なども向上の余地があるとは思う。
だからこそ、日本にいるキーパーコーチが個々で色々な振り返りや分析をして、目の前にいるキーパーを指導することが課題をクリアすることに繋がっていくと思う。
最後に
いかがでしょうか?
賛否両論が出ることはあると思いますが、批判や肯定が起きるのは日本のキーパーファミリーがひたむきに努力をして仕事をしている証だと思う。
なので今後も微力ながら、そこに関与できればと思う。
そして少なくともキーパーが弱点と言われることが今回の大会をきっかけになくなっていくことを切に願って終わりたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとございました。
また分析などして、あげていきたいと思います。