肉は肉屋で買え
こんばんは。
けいえす(35歳)です。
最近、肉は肉屋で買うようにしています。なぜなら、肉屋の肉は「一に旨い。二に旨い。三、四がなくて 五に旨い。」とにかく旨い。
当然スーパーでパッキングされている肉よりも、割高ではありますが、それを上回る旨さがあります。
しかし、けいえす家が贔屓しているお店が今月末で閉店とのこと。
閉店理由
後継者がいない
店主が少し前に倒れて長期入院
赤字も出さず、お店が生きている時にたたむ
お店の経営自体は悪くなかったようなのですが、後継者問題が最も大きな課題としてあったようです。残念。
このような精肉店は全国に多くあるのではないかと思い、調べてみた。
全国肉屋統計情報
全国の食肉小売事業所数、売上(収入)金額の推移
食肉小売店は減少傾向だが、売り上げは伸びている事が厚生労働省のHP資料からは読み取れます。また、店舗当たりの売り上げの伸び率も大幅に伸びているということですね。
確かに行列のできる精肉店ってありますよね。けいえす家の近くにも、土日になると大行列の人気店があります。確かに神戸牛や東京Xなど、ブランド肉を取り扱えるかどうかが、人気に指標の一つにはなり得ると思いますが、果たしてそれだけなのだろうか。
人気店の理由の一つとして、デジタル領域でのチャレンジが、彼ら小売店の明暗を分けている側面もあるのではないでしょうか。
全国区の肉屋
千駄木 腰塚
観音池ポーク
(推測ですが)両社に共通して言えることは、これまでの精肉店とは無縁であったICT投資を必要な分だけきちんと行っており、ECやSNS活用などのトレンドも取り入れ、裏でもCRMによる自社のファン管理・マーケティングを地道に行ってきた。そのため、小規模小売店が淘汰される時代においても、確固たる地位を確立し売上を伸ばし続けている。(ハズ)
目視できた両社の施策
・HPの整備(スマートな感じ出てます)
・EC導入
・SNSの活用
・「今日の献立・・・」といった情報配信
・ブログ発信
この程度のことであれば、今のご時世無償ツールで何とかできてしまいそうです。ちょっとしたICTを使った努力と工夫があれば、新しい顧客や販路の開拓、顧客とのコミュニケーションによるファン拡大と関係強化、など幅広いひろがりを見ることができそうです。このちょっとした努力と工夫が、細々とした小売店なのか、大人気の小売店になるのかの分かれ道なのではないでしょうか。
まさに事業を変革・アップデートさせるためにデジタルを活用する。すなわちDX肉屋になるかどうかの分かれ道。
きっと、店頭以外でも全国のお客様に商品を届けたい、商品を買っていただいたお客様により美味しく頂くためのレシピをお届けしたい、きちんとお店の情報をお客様にお伝えしたい。そんな想いがあったのではないでしょうか。その想いをデジタルで実現することがDXであると考えます。
けいえすご用達の鶏肉屋
さて、一方でけいえす家ご用達の鶏肉屋さん。あいしぃーてぃーの「あ」の字もありません。おそらくそこまでの経営努力をされなくても、そこそこ商売としては軌道に乗っていたのでしょうか。
商売として上手くいっていたのだから、新しい施策を打ってこなかったことを責めるつもりは微塵もありません。昔ながらのお店ですから。
ただ、紹介したお店のようにちょっとした工夫があれば、また違う結末を迎えていたかもしれませんが、今はただただ「50年間 お疲れさまでした。ありがとうございました。」と労いたい。
まとめ①
肉は肉屋で買え!なぜなら兎に角旨いから!
なぜ旨いかは別途調査します・・・。
まとめ②
今後は町の小さな個人商店でも、大企業であっても、デジタルの活用を念頭に置いて企業経営しなければならない。ただしデジタル化が目的ではなく、何をやりたいのか?目的を明確にしたうえでデジタル化を推進すべし。