11月はこんな本が出ました!
Pythonでスラスラわかる
ベイズ推論「超」入門
Pythonでスラスラわかる ベイズ推論「超」入門
赤岩雅典・著 須山敦志・監修
◎240頁・B5変判・定価3080円(税込)
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システム生物学入門
システム生物学入門
畠山哲央/姫岡優介・著
◎288頁・B5判・定価4950円(税込)
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[栄養科学シリーズNEXT]
社会・環境と健康 健康管理概論 第4版
[栄養科学シリーズNEXT]
社会・環境と健康 健康管理概論 第4版
東あかね/關戸啓子/久保加織/林育代・編
◎208頁・B5判・定価3080円(税込)
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あとがき——「システム生物学入門」
11月29日に、『システム生物学入門』という書籍を刊行しました。担当編集者である私が、全力を注いで制作した自信作です。
システム生物学とよばれる学問は、「生物学」という名前とは裏腹に、実はガチガチの数学、物理学の学問です。
生物学といえば、暗記科目というイメージがとても強いと思います。たくさんの種類の生物がいて、それぞれがたくさんの種類の細胞を持っており、そこでたくさんの種類のタンパク質が働いているのですから、学ぶべきことが多いのも当然です。
でも、もし「すべての生命現象に共通する法則や原理があるかもしれない」と聞いたら、とてもわくわくしませんか?
システム生物学は、数学や物理の視点から、生命現象に通底する法則や原理を解き明かす学問なのです。
システム生物学のおもしろさを知るには、数学や物理を避けては通れません。しかし本書では、大学の教養課程で学ぶ微分積分と線形代数のみを前提として本をつくりたい、と思っていました。どうしても、数学や物理に親しみのない、生物学を専攻する学生にこそ読んでほしかったからです。
著者の畠山哲央先生と姫岡優介先生がこれに共感してくださり、編集者の無茶なお願いを聞いてくださったおかげで、本当に「微分積分と線形代数のみを前提としたシステム生物学の本」ができあがりました。これは、いままでにない本だと自負しています。
本を企画した段階ではとても不安だったのですが、おかげさまでSNSを中心に話題が広まり、発売前にもかかわらず重版が決定いたしました。これから先、何年も読み継がれる定番書になることを期待しています。
B5判で全288ページと、本腰を入れないと読めない本ではあるのですが、その代わりに、数学、物理、生物学のおもしろさが必ず伝わる一冊です。ぜひご覧くださいませ!