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あなたの尿失禁はどのタイプ?自分の症状をきちんと把握しましょう。

こんにちは、川崎市で開業している
鍼灸マッサージ師のかわなです鍼灸や操体法をベースにした施術を行っています。noteでは骨盤底筋をキーワードにセルフケア情報や健康お役立ち情報をお伝えしています

生活の質に影響する尿失禁

2019年に発表された【日本女性 20代から60代 40,000人 に聞く、UI(尿もれ)実態大規模調査】
というものがあります。 その中で20代 以上の2人に1人以上 が、UI(尿もれ)を経験 実は、年令だけではない!
どの世代も6割前後の経験率 20代のUI(尿もれ)経験者のうち、63.4%は出産経験なし )という報告があります。尿もれは、多くの方、特に女性にとっては年齢に関係なくかなり身近なトラブルなんです。

尿失禁(尿もれ)は
社会活動が制限されたり 悪臭や疲労による身体的ストレス 恥ずかしさや孤独感 不安感といったメンタルにも影響も与え生活の質に大きく影響するからだのトラブルです。

様々なタイプの尿失禁

ただ、一言で尿失禁といっても様々なタイプがあります。
代表的なもの以下の5つを解説しましょう。

(1)腹圧性尿失禁
(2)切迫性尿失禁
(3)混合性尿失禁
(4)溢流性(いつりゅうせい)尿失禁
(5)機能性尿失禁


(1)腹圧性尿失禁
重い荷物を持ち上げた時、走ったりジャンプをした時、咳やくしゃみをした時など、腹圧fが上がった時に時に尿が漏れてしまうのが腹圧性尿失禁です。

女性の尿失禁の中で最も多く、週1回以上経験している女性は500万人以上といわれています。これは骨盤底筋群がバランスがくずれたり緩むために起こります

原因
加齢や出産肥満が代表的原因とされています。
喫煙も咳をするときに漏れてしまうことから原因とされたりします。
荷重労働や排便時の強いいきみ、喘息なども骨盤底筋を傷める原因になるといわれています。

(2)切迫性尿失禁
急に尿がしたくなり(尿意切迫感)、我慢できずに漏れてしまうのが切迫性尿失禁です。外出中や乗り物に乗っている時などに大変に困ります。
腹圧性尿失禁より生活の質は低下します。

主な原因疾患
・過活動膀胱
 ①神経因性過活動膀胱 脳血管障害、パーキンソン病などで排尿コントロールがうまくいかない場合
 ②非神経因性過活動膀胱 加齢 尿路感染症 前立腺肥大 以外にも特に原因がなく症状をおこすこともあります
・細菌因性膀胱炎

(3)混合性尿失禁
腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の症状が合併するケース

(4)溢流性(いつりゅうせい)尿失禁
自分で尿を出したいのに出せない、でも尿が少しずつ漏れ出てしまうのが溢流性尿失禁です。排尿障害を起こす代表的な疾患に、前立腺肥大症がありますので、溢流性尿失禁は男性に多くみられます。ほかに、直腸癌や子宮癌の手術後などに膀胱周囲の神経の機能が低下してしまっている場合も原因となりえます

(5)機能性尿失禁
排尿機能は正常ですが、身体運動機能の低下や認知症が原因でおこる尿失禁です。歩行障害のためにトイレまで間に合わない、とか認知症のためにトイレで排尿できないなどがその例です。

骨盤底筋体操やトレーニングが適応なのはどのタイプ?

このように、様々なタイプの尿失禁 尿漏れがあります。
骨盤底筋体操やトレーニングが適応なのは重症でない腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の原因が非神経因性過活動膀胱の場合ですね。
溢流性(いつりゅうせい)尿失禁については
原因が様々ですが筋肉の調整やトレーニングだけでな改善は難しいところです、自律神経系の調整も視野にいれたケアが求められると思います。

自律神経系のコンデショニングについては
また改めて記事にしたいと思います。

どの症状にご自分が当てはまるか、よく見極めて分からなかったり、不安な場合はまず専門医に受診して適切な指導を受けましょう。

セルフケアとしての骨盤底筋体操やトレーニングについては
このnote記事にも今後あげていきますので
是非参考にしてみてくださいね。

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