#優しさの仮面【最近あった本当の話】優しく見える人

A子は
口調も穏やかでいつも笑顔で
優しく見える
ちょっと抜けてるけど
自己主張はあまりせず
周囲からは可愛がられる存在だ

そんなA子は
最近業務が忙しくクタクタだ
どうしても明日の午後休みが欲しい

だけど
一緒に働いてるB子もクタクタだ
休みたい気持ちを知っている

優しく見えるA子は休みを取ったのか？
疲れたB子へ休みを譲ったのか？

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A子はB子に
今月自分のシフトを見ると
月末に休みが固まっており
休みの調整をしてもらいたいから
先輩のC子へ相談してみると話した

そして
先輩C子へは明日の午後休んだら？
とB子が提案してくれたと話す
先輩C子はB子がそう言ったのであればとOKを出す。

A子はB子へ
先輩C子に明日の午後休みを
取ったらどうか？と言われたと報告する

B子は私も休みたかったのに…と
不満に思いつつ…先輩C子の判断なら…
と受け入れることにする

しかし
B子は明日の休みが急に決まる事を
疑問に思い、C子へ確認した

するとC子は
あなたが休んでいいよと言ったのでしょ？

B子はショックを受けた
自分の名前を使って
嘘の報告をされていた…

どうして嘘をついたのか
A子本人に聞いてみようと
思ったけれど、もしかすると

自分が何かのタイミングで相手に
勘違いさせたかもしれない

やむおえない理由があって
どうしても休みが欲しかったのかも
しれない

嘘がバレたことを知ったA子が
ショックを受けるかもしれない

と考え
聞くのをやめたのだった

A子は優しい雰囲気な人
だけど自己中人的な人

優しさとは雰囲気ではない
本当に優しいのなら
嘘をついて自分だけを守らない
それは優しい嘘ではなく
棘まみれの人を傷付ける嘘だ

本当に優しい人
それは目先の利益だけを考えず
相手のことを考えて行動できる人
相手や状況を弁えて言動できる人
そして
B子のように
相手の背景を想像できる人だ

いつかまた同じように嘘をついて
また同じように誰かを傷付けるだろう
いつまでも優しい仮面を被り
優しくない自己中人的な考え方で
歳を重ねていくだろう

私の人生では
そんな歳の重ね方は
したくはないものだ