星を捧げられるほどに
私たちは星の海で泳いだ。
体は魔法にかけられ、心は作曲家となり唇は詩人となった。
花吹雪の中をステップを踏むように歩いた。
私の口元は歪みっぱなしでここに幸せ者がいますよ!と言わんばかりだ。
恋とはなんと愚かで美しい病か。
私の人生にまだこんな素晴らしい体験が残っていたとは。
生まれてきたとき誰が想像した?
母の腕より安心する場所があると。
父の背中より広い世界があると。
誰が想像した?
恋をして宇宙を旅するなど。
世界の全てが音楽に変わるなど。
この世界に恋があるなどと。
生まれてきたとき誰が想像しただろうか。
貴方の瞳に私は無限の星を見た。
途方も無い時間を経た再会の様な出会い。
私が作り上げてきた私はこの日の為にあったのだ。
貴方がいれば私の人生はハッピーエンドになるだろう。
貴方がいなければ私の人生は始まりすらしないだろう。
貴方を愛してやまない心が伝わるのなら私は星すら捧げるだろう。
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