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ドイツの花粉症とは?飛散時期・症状・対策を日本と比較!
こんにちは
ばたごん夫婦です!
「ドイツでも花粉症ってあるの?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか?
ドイツでも花粉症はあります!
ただ、日本とドイツでは花粉症の原因となる植物や飛散時期、症状、対策方法が少し違います。
今回は、ドイツの花粉症事情について詳しく解説します!
1. ドイツの花粉の種類と飛散時期
ドイツでは、日本と異なる植物の花粉が飛散し、時期も異なります。代表的な花粉とその飛散時期は以下の通りです。
ハンノキ (Erle, Alder):1月〜4月
→ 早春から飛散し、ドイツの花粉シーズンのスタートを告げるシラカバ (Birke, Birch):3月〜5月
→ 日本のスギ花粉に匹敵する花粉量で、ドイツで最も影響が大きいイネ科 (Gräser, Grass pollen):5月〜8月
→ 夏場に飛散し、牧草地の多い地域では特に注意が必要ヨモギ (Beifuß, Mugwort):7月〜9月
→ 遅い夏にピークを迎えるブタクサ (Ambrosia, Ragweed):8月〜10月
→ 日本よりも問題視されているアレルギーの強い花粉
日本のスギやヒノキ花粉とは異なり、ドイツでは シラカバ や イネ科 の花粉が主なアレルゲンになります。
2. ドイツの花粉症の症状と日本との違い
共通する症状
くしゃみ
鼻水・鼻詰まり
目のかゆみ・充血
喉のかゆみ・咳
皮膚のかゆみ・湿疹(重症の場合)
日本との違い
目の症状が強く出る人が多い
→ ドイツのシラカバ花粉は目の炎症を引き起こしやすい口腔アレルギー症候群(OAS)
→ シラカバ花粉にアレルギーがある人は、生のリンゴ・ナシ・サクランボ・ニンジンなどを食べると口の中がピリピリすることがある喘息のような症状が出ることも
→ ブタクサの花粉は特に呼吸器系に影響を与えやすい
「日本ではスギ花粉に反応しなかったけど、ドイツに来てから花粉症になった!」という話もよく聞きます。
3. 日本との違い(花粉の種類・飛散時期・症状の違い)
主な花粉
日本:スギ、ヒノキ
ドイツ:シラカバ、イネ科、ヨモギ、ブタクサ
飛散時期
日本:2月〜5月(スギ・ヒノキ) / 秋(ブタクサなど)
ドイツ:1月〜10月(種類による)
症状の傾向
日本:鼻水・くしゃみ・目のかゆみが中心
ドイツ:目・喉の症状が強く、OASを発症する人も
4. ドイツの花粉症対策
① 市販薬(ドイツの薬局で買えるもの)
ドイツでは花粉症の薬は アポテーケ(Apotheke:薬局) で購入可能。以下のような薬が一般的です。
抗ヒスタミン薬(Loratadin, Cetirizin)
→ 日本のアレグラやクラリチンと同じ成分鼻スプレー(Nasenspray mit Kortison)
→ ステロイド系のものもあり、即効性が高い目薬(Augentropfen)
→ 抗アレルギー成分入りのものがある
② 病院での治療
アレルギー専門医(Allergologe) で診察を受けられる
免疫療法(Hyposensibilisierung) を受けることが可能
→ アレルゲンを少量ずつ体に慣れさせ、症状を軽減する方法
③ マスク事情
日本では花粉症対策としてマスクが必須だが、ドイツではほぼ習慣なし
コロナ以降、一部の人が使用するようになったが、少数派
④ その他の対策
花粉情報をチェック(「Pollenflug-Kalender」や天気アプリで確認可能)
外出後は衣服を払い、目や鼻を洗う
早朝・夜の外出を避ける(花粉の飛散が多いため)
HEPAフィルター付きの空気清浄機を使用する
5. 実際の体験談・口コミ(ドイツ在住者の声)
🌿 体験談①(ワーホリ・30代男性)
「日本ではスギ花粉の影響はほぼなかったのに、ドイツに来て3月から急に目がかゆくなった。シラカバ花粉だったみたい。鼻水はそこまでひどくないけど、目が真っ赤になるのが辛い。」
🌿 体験談②(駐在・40代女性)
「ドイツではシラカバの花粉がすごく強くて、スーパーでリンゴを食べたら口の中がピリピリしてびっくり。OASの症状が出たと後で知りました。」
🌿 体験談③(留学・20代女性)
「鼻水とくしゃみが止まらなくなって、アポテーケで薬を買ったら即効で効いた。Loratadinは日本のアレグラみたいな感じだった!」
6. 雑学:花粉症をドイツ語で何と言う?
花粉症:「Heuschnupfen(ホイシュヌープフェン)」
→ 「Heu(干し草)」+「Schnupfen(鼻水・くしゃみ)」の組み合わせ花粉:「Pollen」
アレルギー:「Allergie」
例文:「Ich habe eine Pollenallergie.(私は花粉アレルギーがあります)」
まとめ
ドイツの花粉症の主な原因はシラカバやイネ科
症状は日本と異なり、目のかゆみや口腔アレルギーが出る人も多い
対策として市販薬や免疫療法があり、マスクの使用は一般的ではない
ドイツで花粉症に悩まされる方は、市販薬・病院の治療・花粉対策をしっかり行いましょう!
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