戦略の泉Vol.6 マトリクス組織化戦略
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経営システム研究所です。
弊社のコンサルティング実践によるノウハウ
「戦略の泉シリーズ」Vol.6
マトリクス組織化戦略
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マトリクス組織化戦略とは、仕事を機能分割し、その機能を担当する人やグループや部門を決めて、対象となる全ての製品型式や顧客業界別営業活動などを、横通しで動かす組織戦略のことを言います。
縦軸の機能単位の仕事と、横軸の製品型式や顧客業界別営業活動などは、大企業では専任化、中堅中小企業では兼任化で、行われることが一般的です。
事例の多い製品設計のマトリクス組織化では、縦軸に機能単位(ユニットやアッシー)をとり、横軸に製品型式をとり、特定の機能部位は、その部位を担当する設計者や設計グループが、全ての製品型式を、横通しにして設計するやり方が、増えてきております。
こうすることによって、製品設計効率は30%程度上昇し、機能部位の設計思想や図面の標準化、完全流用図率の向上、コスト、品質、納期競争力の強化が実現します。
また、人材育成を目標として、縦軸の機能単位を順番に経験させて、一人前に育てる制度を作っている企業も、珍しくありません。