忘れられない日｜親友がプロになった話｜夢、追えよ。
365日という時間は、短いようで長いようだ。
10月14日、13時15分。
誰かにとっては何でもないただの１日。
私にとっては忘れることのできない1日。
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１年前。
2022年10月14日13時15分。
サガン鳥栖から契約満了を告げられた瞬間だった。
あれから365日が経った今日。
強く思うことがある。
それは、
365日という時間は
夢を叶えるには、あまりにも短すぎて、
夢を諦めるには、あまりにも長すぎる。
ということ。
隣にいた親友が、夢を叶えた。
小学校の頃から、毎日遊んでいた友達がいた。名前は、山本楓己。
地元にいる友人のうち、親友と堂々と言うことができる数少ない友人だ。
きっと、彼がいつか結婚式を挙げたのであれば友人代表のスピーチは私に任せてくれるだろう。
彼は小学校の頃、バスケに全てを捧げていて「プロバスケットボール選手になるんだ」と全員に公言していた。
小学校高学年からしか本来は入れないバスケクラブに低学年の彼は泣きながら「プロになりたいから入らせてください」と門を叩いたという逸話もある。
もう、アニメの主人公みたいなやつだ。
小学生から本当に上手で私は彼ならプロになれるだろうと疑わなかった。
なぜなら、疑う余地がないくらい彼は努力をしていたからだ。
中学校でもバスケ部のキャプテンを務め、愛知県選抜にも選出された。
ちょっと待ってほしい。
スポーツ万能。バスケ部のキャプテン。イケメン。
まさしく、学園のアイドル状態ではないか。
やはり、彼はアニメの主人公みたいなやつだ。
しかし、彼には一つ不安な要素があった。
「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」
特定の食べてはいけない物を口にした後に運動をするとショック死する可能性がある重い病気である。
基本的に治ることのない病気。
そんな持病のせいで。彼は日々の生活や進路に困ることもあった。
給食は食べたことがないし、みんなと一緒のお菓子も食べられない。
身体を作る上で欠かせない栄養を摂れないこともあった。
でも、彼はいつも笑顔でそんな困難を乗り切っていた。
そんな姿は勇ましく逞しかった。
いつも彼は、競技は違えど１番のライバルだと言ってくれた。
でも、俺からすると彼の努力には到底敵わないなと思っていた。
高校に進学すると、全国大会に導くキャプテンを務めた。
大学でも、キャプテンを務め全国大会に導いた。
このまま。プロになれるんではないかと思っていた。
しかし、プロは甘くなかった。
大学卒業後、無所属となった。
しかし、彼は諦めなかった。
練習に練習を重ねた。腕を骨折をするという大きな怪我をすることもあったが一生懸命リハビリに励み、この困難も悠々と乗り越えた。
努力の天才という言葉がこんなに似合う男はいないと思った。
そして、
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大学卒業から3年。
隣にいた親友が、夢を叶えた。
持病・怪我・身長などのハンデを背負いながらも、夢を叶えた。
震えた。
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「諦めなければ夢は叶う。」
小さい頃は信じて疑わなかった言葉。
しかし、現実に打ちひしがれ信じれなくなってしまった。
そんな言葉をもう一度、信じてみようと思わせてくれてありがとう。
電話でプロになったことを報告してくれた時に彼は言った。
「あんまり実感ないな。だって、ここからが勝負だから。」
やはり、彼はアニメの主人公みたいなやつだ。
今、読んでくださっている方々、私のドカッコイイ親友の応援お願いします。
ちなみに、私と彼の間には夢がある。
それは、二人で一緒に学校などで講演会を行うこと。
もし、私たちの夢を叶えてくださる方がいらっしゃいましたら連絡してください！待ってます！笑
深谷圭佑 kf.1power.ssgk@gmail.com
俺も、夢追うよ。
およそ5年前の成人式。
気持ちが舞い上がった私と楓己はローカルTVのインタビューに答えた。
「絶対にプロバスケットボール選手になります。」
「絶対にプロサッカー選手になります。」
2年半前。
私は、夢を叶えた。
1年前。
私は、夢破れた。
１ヶ月前。
楓己は、夢を叶えた。
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夢破れたままで良いのか？
俺も、夢追うよ。
「地元にJクラブを創る」
愛知県２つ目のJクラブを創る。
SC豊橋アゼリア
今は、まだ東三河リーグ。
でも、必ず今年で愛知県3部リーグに昇格する。
そして、5年で東海リーグへ。
私は、Jリーガーではなくなった。
なら、Jクラブを創ろう。
まずは、この夢を叶えるまで、もがき続ける。
この想いに共感してくれる人がいたら協力してほしい。
SC豊橋アゼリアで夢を叶えよう。
私一人では絶対に叶えられない。
選手・マネージャー・スポンサー・ファン・サポーター・
みんなの力を借りて私は夢を叶える。
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私も、みんなもアニメの主人公になろう。