ビジネスモデルが描けないときは?
先日、ある企業さんの新規事業企画チームから
「アイデアはあるのですが、ビジネスモデルが描けないんです」
という相談を受けました。
今回はビジネスモデルについて考えてみます。
|ビジネスモデルの描き方ーまずはー
“ビジネスモデル” というだけで、なんだか難しく感じますよね。
ましてや、「いいビジネスモデルを描かないといけない」と考えると
超ハードルが上がってしまい、なかなか進まなくなってしまいます。
私は “ビジネスモデル” というワードにとらわれず
なにかアイデアがあるなら
「そのアイデアの顧客価値、社会価値を画にしてみてください」
とお伝えしています。
その上で ”モノやサービスの流れ” と”お金の流れ” を
まずは分かる範囲で入れてみましょう。
モノやお金の流れにパートナーやステークホルダーが絡むなら、
それも図に入れる。
まずはラフで構いません。
こんな流れでやっていくと ”ビジネスモデル” が描けていきますよ。
|社会価値=ビジネスモデル
さて、上記で述べたようにまずはアイデアの社会価値を
考えてみます。
というのは
社会価値 = ビジネスモデル
といってよいからです。
社会価値がしっかりしていれば、ビジネスモデルは描けるはず。
図示化してみてください。
“社会価値” がまだはっきり定義できていない場合は
“ビジネスモデル” を考える前に
その事業やサービスの“社会価値は何か?”を考えてみる。
差別化はその後でも大丈夫です。
|お手本のビジネスモデルをまねてみる
もう一つ、お勧めしている方法があります。
もし、ベンチマーク(お手本)となるビジネスモデルがある場合は
それを自社に置き換えて、そのままマネして描いてみてください。
はじめはまったくのマネで構いません。
そうすると、独自の案や課題が見えてくることがあります。
独自の案は差別化につながりますし
課題はそこをつぶしていきましょう。
頭で考えるだけでなく、描いてみることで
いろいろと具体的な策が見えてくるはずです。
私が関わらせていただいた企業さんも
ベンチマークのビジネスモデルをマネて描いてみることで
独自の案が加わり、
第一弾のビジネスモデルとして具体検討に進まれています。
ベンチマークになるビジネスモデルが分からなければ、
ビジネスモデル集などを眺めてみるのもよいかもしれません。
・ビジネスモデルキャンバス
・リーンキャンバス
などのフレームワークを使ってみるのもよいかと思います。
ぜひ、トライしてみてください。
それでもビジネスモデルが描けない場合は、
お気軽にご相談ください。
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