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上司は顧客!~新規事業で企業内の関門を突破するカギ~#174

今回の記事では、新規事業開発を進める上で実は大変重要な
「上司・上層部との向き合い方」についてお伝えします。


|上司・上層部の理解と承認は必須


先日の記事#171では
「新規事業開発での上層部からの指示への対応方法」
についてお伝えしました。

今回お伝えすることは、上司・上層部との向き合い方という点で少し関連してくる内容です。

上記の記事では、上司や上層部からの理にかなわない、あるいは現場の混乱を招くような指示についてはうまくかわすことも必要だと言いましたが、
実際には上司や上層部の承認が得られなければプロジェクトは前に進まなことも事実です。

新規事業開発は、新しい商品やサービスを世に出していくのが使命ですが、
世に出るまでに、企業内でいくつもの関門ー上司や上層部の理解や承認ー
をくぐり抜けなければなりません。

そもそも企業内で上司や上層部の理解や承認を得なければ、
どんなに素晴らしいアイデアや商品も世に出すことができない
のです。

では、上司や上層部の理解や承認を得るにはどうしたらよいのでしょうか?

|顧客視点


現在は研修講師をされているソニーの大先輩から
大変参考になる考え方を教えていただいたことがあります。

それは「顧客視点」です。

「顧客視点」とは
商品やサービスを買っていただくお客様を第一に考えるということです。

ただ、その大先輩から教えていただいたのは
お客様だけでなく、自分の周りをすべて「顧客」と捉えるべき
ということでした。

そうすることによって
仕事をうまく進めることができるのだ
とおっしゃっていました。

自分の経験を重ねてみてもその通りだと思います。

|上司は顧客


特に新規事業開発や新商品開発では
自分のアイデアを上司に理解してもらい、
味方になってもらわなければなりません。

さらに、社長や役員など最終承認者には
企画を承認してもらい、
予算や人をつけてもらう必要があります。

まさに「上司は顧客」なんです。

お客様が自分たちの商品やサービスを
"理解してくれない"
"買ってくれない"
といった場合でも、お客様を攻めたりしないですよね。

「どうやったら理解してもらえるだろう」
「どう工夫したら買っていただけるだろう」
と、まず考えるはずです。

同様に、
上司や事業に関連するステークホルダー(利害関係者)に対しても
自分たちのアイデアを理解してもらえるように対策すべきです。

もしも、その方々を顧客と捉えたなら
「全く分からない人だなぁ」
「なんで分かってくれないんだろう」
と思うより先に

「なんとか理解してほしい」
「どうやったら企画を理解してもらえるだろう」
「どうやったら承認してもらえるだろう」
「自分が逆の立場だったらどうコメントするだろう」
と考えるはずです。

新規事業開発では「上司は顧客!」と考える

私自身、上司や関係者を顧客ととらえ、顧客視点で考えることで
上司・関係者への説明や企画会議に対する考え方が変わり、
承認がとりやすくなりました。

新規事業開発や商品開発では、
「上司をはじめ周りは皆顧客!」
と思って進めましょう。

必ず今より上手く進むはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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