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フットワークは軽くーアイデアは現場にしかない!#176

「新規事業開発、成功の秘訣は?」
新規事業開発に携わる人なら、とても気になるポイントですよね。

残念ながら一言で これだという ”成功の秘訣” はありません。
ですが、この問いに最近はこう答えています。

「フットワークの軽いチームはうまく進んでますよ!」


|成功するチームは現場に出ている

新規事業開発の進め方は人それぞれ。
部やチームでの考え方もいろいろあるでしょう。

確かに会議室でアイデアをじっくり練るという進め方もよく目にします。

しかし、その時間があるならば私は次の方法をお勧めします。

アイデアをある程度のストーリーにしたら
・外を周る
・現場を自分の目で見る
・生の声をヒアリングする

これまで多くのプロジェクトチームの支援をしてきた中で
私が痛感しているのは
”これらができているチームは確実に何かを見つけている”
ということ。

以前にご紹介したエフェクチュエーション的な動きですね。

|アイデアは現場で見つける

つい最近の例を挙げましょう。

あるプロジェクトで複数のテーマのうち、医療系のアイデアを元に
医療機関を訪問しました。

アイデアをプレゼンしたところ
ヒアリングの中で、医療機関の方からこんな話がありました。

「皆さんが出してくれたアイデアはよく分かるのですが、
私たちは実は xxx に困っていて、これを企業にやってもらえるととても助かるのですが。。
実は他の医療機関も同じことで困っているようです。」


インターネットの情報ではもちろんのこと
自分たちの想像からも出てこない発想で、
まさに現場にしかないアイデアでした。

このプロジェクトチームは
現場に実際に行って、このヒアリングを行ったことによって
当初自分たちで考えていたアイデアではなく、
新しい企画の検討を医療機関と進め始めています。


私自身も企画マン時代に全く同じ経験をしています。

自社の技術を整理したストーリーやアイデア素案を持って
現場でヒアリングしている最中に
自分たちでは考えつかないアイデアを見つけたり
リクエストを受けて進めていったことが多々ありました。

「現場にしかないもの」は、現場で探すしかありませんよね。

会社にこもって、いくら考えてみたところで
自分たちでは考えつかないし、見つけられません。

|おわりに

会議室の議論の中だけで生まれたアイデアを否定するわけでは
ありませんが、
フットワーク軽く外を回っているプロジェクトチームの
進みが早いのは事実です。

ぜひ皆さんも会議室を出て
現場に足を運んで
自分の目で見て
自分の耳で生の声を聞いて
下さい。

そうすることによって
今まで発想しなかったアイデアが生まれてくる可能性が高まりますよ。
そしてそれによって新規事業の成功が見えくるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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