これぞ”企画マインド”! ソニーで培った企画マンに必要なマインドとは?
企画マンに必要なものは何だと思いますか?
もちろんスキルや知識は大切ですが、
それ以前に持っていておくべきものーそれは
”企画マインド”
であると私は思っています。
私のソニー時代の経験を交え
今回は企画マインドについてお伝えします。
|知識・スキルより まずは企画マインド
「企画に必要なスキルは何でしょうか?」
新規事業や商品開発のサポートでこんな質問を受け、
いろいろお話する機会がありました。
企画と言えばやはり
・企画プロセス
・ビジネスモデル
・マーケティングフレームワーク
このような知識やスキルを、まず皆さん気にされます。
でも、企画マン、企画職の方にまず気にして欲しいのは
"企画マインド" だと私は思っています。
もちろんプロセスなど知識・スキルは必要ですが、
企画マインドさえあれば
知識・スキルは調べれば分かりますし
自然とついてきます。
一方で、いくら企画プロセスやフレームワークなどの
知識・スキルがあったとしても
企画マインドが無ければ企画は進められません。
|企画マインドとは?
では、「企画マインドってなんだ?」となりますね。
感覚的なもので言葉で説明はしにくいので
私が "企画マインド" を叩き込まれた
元ソニー副社長 大曾根幸三さんのネット記事を共有します。
① ウォークマン開発秘話
大曾根さんは初代ウォークマンの開発者であり、
その頃のことが生々しく書かれています。
冒頭を引用すると
このネット記事は4つシリーズものになっていて、
その後も企画に参考になる考え方が
大曾根さんらしい江戸っ子べらんめえ口調で語られています。
② テープ部門立て直し
そしてもう一つ、第4話の記事をご紹介します。
やはり冒頭部分を引用します。
実は私はこの頃、ちょうど企画部門に異動になったところで
この時のことを鮮明に覚えています。
(因みに、私はぺいぺいだったので首にならずに済みました、、笑)
記事にあるように
「110億円の赤字を110億円の黒字にする」
と宣言され、
「110だからライオンプロジェクトだ!」
とプロジェクト名まで決められていました。
(百獣の王ーライオンから命名)
指示はとても明確。
「今年はコストダウンの年、コストを半分にしろ!」
の号令で、我々企画部門含めすべての部署が
コストダウンに尽力しました。
で、本当にコストが半分になるのだからびっくりです。
翌年は
「よし、今年は売上だ!」の号令で全部門が売上向上に邁進。
コストが半分になっているので利益は急増。
記事の通り業績はV字回復し、
ライオンプロジェクトは大成功となります。
メンバー全員半信半疑だったと思いますが
大曾根さんは成功を確信しておられました。
経験から来るものだと思います。
|おわりに
企画マン、企画職の方が企画に取り組むに当たって
一番必要なものは”企画マインド”です。
企画マインドについて
元ソニー副社長 大曾根さんのマインドは参考になると思います。
興味ある方は是非、記事を読んでみてください。
そんな大曾根さんも
企画のことを尋ねると、
失敗談ばかり話されていたのを覚えています。
「失敗は闇に葬れ」
も大曾根語録のひとつ。
自分なりの企画マインドをもって
新規事業や商品開発を進めていきましょう。
企画マインドさえあれば
知識・スキルは勝手についてきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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