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戦略の方向性に困ることって
意外とありますよね?
何かのヒントになればと思います。

◇どうアプローチをして良いか平行線に・・・◇

先日、ある新規事業企画チームの会議で
市場導入の際の戦略をどのパターンでいったらよいのか
という議論になりました。

その方向によって商品やサービスの企画内容やスケジュールが変わってきます。

具体的なことは書けないので、
少しアレンジしてお伝えするとこんな感じです。

・パターンA:大手にアプローチ、
ただし時間がかかりそう

・パターンB:中規模にアプローチ、
短期間で成果があがるが、
複数へのアプローチができるか

・パターンC:A、Bのミックス、
成果は最大だが、手が回るか

それぞれ一長一短で、ああでもない、
こうでもないとの議論で平行線。

時間だけが過ぎていきそうです。

◇数値で具体化することにより動き出す◇

そこで、ざっくりでも具体的に数値化してみましょうと提案しました。

・期待できそうな売り上げ規模
・商品の生産キャパシティ
などをいくつかのパターンで試算してみます。

分からない数値は、まずは “適当でもよいので”、仮で入れます。

この “適当でもよいので” がコツです。
その数値があっているか違っているかを議論する前に
仮で値を入れてみる。
その後その数値をいくつかのパターンに置き換えてみる。

エクセルで作れば
その数値を変えるだけで全体が分かります。

そうするとどうでしょう。
延々議論していた内容が、
「このパターンX 一択ですね!! 」
とみごとに満場一致となりました。
全員気持ちもスッキリ。

仮の数値による超粗い試算なので、
もう一度見直して精度を上げる必要はありますが、
大きな方向性は間違いなさそうです。

◇数値化することでイメージが具体化する◇

このように企画の方向性に困ったら、
数値化してみましょう。
よい意味で、まずは “適当でよい” ので、
仮の数値を入れて、数値化してみてください。

数値化することにより
売上規模や生産キャパがより具体的になりました。

具体的になれば判断もつきやすいですね。

この方法は企業の商品企画や
新規事業開発だけではなく、
個人事業主や起業家の方々が、
戦略や計画の方向性を考えるときにもとても有効です。
プライオリティが見えてきます。

では、今週は困ったら数値化してみる。
ぜひ試してみてください。

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