イノベーションは「少しでもいい方向に進む可能性があるならやってみる」という軽さから生まれる
先日の記事で
「マーケットイン派?プロダクトアウト派?」
という内容をお伝えしました。
企画には3つのタイプ
・市場創造型
・持続型
・効率化
があり、
売れる商品を企画する・新しい商品を企画するという
2つの微妙に違うニュアンスがあることもお伝えしました。
今回は
マーケットイン、プロダウトアウトの視点を持ちつつ
イノベーションは
「少しでもいい方向に進む可能性があるならやってみる」という
軽さから生まれるということをお伝えします。
◇いつまでも躊躇していたら何も変えることはできない◇
アイデアの種を発見し育てていく考え方として、
脳科学者 茂木健一郎さんの言葉を引用してお伝えします。
企画担当者がついつい完璧な企画を立てようとしてしまったり、
マネージャーが完璧な企画を求めてしまうことはよくあります。
ただ、茂木さんが言われるように、
「少しでもいい方向に進む可能性があるならやってみる」
という姿勢はとても大切です。
なぜなら、そのアイデア自体はうまく行かなくても、
そこからアイデアがどんどん発展していったり、
別のヒントが生まれたりすることがよくあるからです。
机上でじっくり考えることも大切ですが、
“まずやってみる” ことはもっともっと大切です。
可能性がある、というところまでいかなくても、
何かヒントが見つかるかもしれない、くらいの状態で、
やってみると何かが見つかることがよくあります。
◇ヒアリングからポロリと面白い案が生まれる◇
私の体験談では、
医療のサービス事業を立ち上げよ!
というミッションに対し、
最初は本当にどう進めてよいのかさっぱり分からず。。
メンバーと、社内の技術を洗い出し、
あわせて、
その技術がもしかしたら活かせるかもしれない
医療界の課題と思われることを調査し、
そこから、自分たちはたぶんこれでは企画にまで進まないだろう
と思いながらも、手術映像をセキュアなオンラインで管理共有する
企画案をたてました。
手術の映像は個人を特定できてしまうため、とても管理が厳しいのです。
その案を持って
話を聞いてもらえそうな医師の先生や有識者にヒアリング。
そこからいろいろ話が変わり、音が面白いんじゃないか、、
という案がポロリと生まれました。
医療で音といえば聴診器です。
そしてまたヒアリングを繰り返し、
聴診器の音を管理共有し、
トレーニングにも活用するという企画をたてました。
医師の国家試験では、聴診音は実際の音の試験ではなく、
テキストでの試験になるそうで、
実際の音のトレーニングは、それこそOn The Job トレーニング
なのだそうです。
若い先生も聴診器はステイタスで首からかけているものの
実際にはしっかり聴けていない方も少なくないそうです。
(そうでなかったらすみません)
さらには、聴診の大家の先生は耳が遠くなって聞き取りにくくなり、
トレーニング事態にも課題があるとのこと。
そんな企画を進めているうちに、
トレーニングだけでは面白くないということになり、
ちょうどAIが第三期で再注目され始めたころで、
聴診音をAIで解析し、診断をアシストするという企画に進めました。
◇「まずやってみる」ことから広がる大きな可能性◇
注目したのは、心臓の弁が固くなる弁膜症の早期発見。
これまた、人工弁を入れる手術が、開胸手術からカテーテルで
胸を開かずにできるようになったばかりで、
このソリューションへ活かすことができるだろうと企画を進めました。
残念ながらこの企画は会社の中期戦略の変更で、
その後の推進をパートナー企業にバトンタッチしたのですが、
最初のアイデアの種を元にヒアリングしながら、
企画の形を変えていった良い事例だと思っています。
机上で完璧なアイデアを模索していたら、
おそらく出てこなかったアイデアだと思います。
もしあなたが
アイデアを出す段階にいらっしゃるなら
茂木健一郎さんが言われているように
完璧な企画を目指さず、
少しでもいい方向に進む可能性があるならやってみるという
精神でいきましょう。
※こちらは8/28(土)に登壇させていただきました
JMCP日本商品開発士会主催の集中セミナー
「“ファーストワン”(世界初、業界初)を狙う商品企画の進め方
~差別化し確実に勝つための戦略アプローチ~」
の記事です。
23名の方々にご参加いただきありがとうございました。
このメルマガ読者の方にもご参加いただきありがとうございました。
少しでも企画のヒントになって頂けているとうれしいです。
主催事務局からご参加いただいた方の感想をいただきましたので、
webサイトに掲載させていただきました。
こちらご参照ください。(掲載許可済み)
事務局内でも大好評だったとのこと。
実体験に基づいた内容でわかりやすく、
面白かったとのご連絡をいただきました。
※ 新規事業開発や商品企画に携わる方の「お役立ち情報」として
以下の資料が無料にてダウンロードできます。
どうぞご利用下さい。
【新規事業開発・企画構想30チェックリスト】
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