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私は新規事業開発や商品企画の伴走コーチコンサルタントをしながら
コーチングの講師もしています。
今回は、コーチングの代表的なフレームワーク
「GROWモデル」をご紹介します。

コーチングのフレームワークですが
プロジェクトを推進するときにも威力を発揮するアプローチですので、
是非参考にしてください。

|プロジェクト推進には課題が山積


新規事業開発や商品開発を進める際
進行状況に応じてそれぞれステージがありますね。

そのステージごとに解決しなければならない課題が
出てくるのは避けられません。

たとえば

・アイデアがでない
・役員決裁プレゼンを通したい
・トラブルの突破口が見えない
・外部パートナーの協力をとりつけたい

などなど

これらは私がプロジェクトに関わる中で
実際によくある課題です。

なかなか課題に対する突破口が見えないとき
皆さんはどうされていますか?

こんなときの便利なアプローチが
以前にもご紹介した
コーチングの代表的なフレームワーク
「GROWモデル」です。

|GROWモデルとは


GROWモデルの G・R・O・W は
次の言葉の頭文字からとられています。


G:Goal/ゴール
理想の姿を考える

何ができるか(手段)ではなく、
まず理想を考えることがポイントになってきます


Rは2つあります。
R:Reality / リアリティ・現状
現状はどこにいるか

R:Resources/リソース
自分たちが持っているリソースはなにか
人、モノ、金、強み、経験 など


O:Options/ オプション
ゴールへ近づく手段を複数洗い出す
複数というのがポイントです


W:Will / 意思
その中からまず最初の一歩として何をやるか、意思を決める

|まず、理想の状態を定義する


たいていの場合、物事をすすめるときには
まず何をすればよいかを考えがちですよね。

ですが、GROWモデルでは
GROW の”G”を最初に定義することがポイントとなってきます。


つまり、
どうなったらよいかというGoal→「理想の状態」
をまず定義してみる
ことが大切です。


上記にあげた課題だと
例えばこんな風になります。

・アイデアが出ない
→ 画期的なアイデアが出ていると、どんな状態になっているか?

・役員決裁プレゼンを通したい
→役員にどんなコメントをもらって承認されるのが理想か?

・トラブルの突破口が見えない
→突破口が見えてトラブルが解決している状態は?

・外部パートナーの協力をとりつけたい
→パートナーは何と言って賛同してくれていると理想か?

根拠はなくて構いません。
「もし、何の制約も無かったら、…」
「もし、必ず大成功するとしたら、…」
というように考えます。

できれば、頭で考えるだけでなく
口に出して言語化したり、紙に書いたりしてみてください。

|企画推進に有効なアプローチ


この理想の状態 ”Goal”をしっかり定義してから
次の段階

Reality
Resources
Options
Will

へと進んでいきます。

理想の状態を明確にすることによって
課題解決の突破口がみえてくるわけです。

残念ながらGROWモデルで必ずうまくいくかというと
さすがに100%とは言いません。

ですが、私の経験では
突破口が見えないときに
この流れでチームとディスカッションすると
かなりの確率で突破口が見えてくることが多いです。


このGROWモデルはとても便利で
企画全体にも使えますし
日々の活動にも用いることができます。

企画推進、プロジェクト活動にぜひこの
GROWモデル
を活かしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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