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抜け毛チェックに判断基準を持つ

 僕は薄毛で悩んでいた25年前から、育毛の奮闘記録をつけていましたが、その中で気付けた大事なことがあります。
 それは「判断基準」です。

 抜け毛が多いのか少ないのか、効果があったのかそうでなかったのか。少しでも良いから信憑性が必要です。
 
 美容師をやっていて「わたしは抜け毛が多いんです」と相談を受けますが、頭皮や抜け毛を診断させていただくと自然な現象である場合がよくあります。そもそも抜け毛が多いか少ないかは、「気がする」という感覚がほとんど。
 
 
 ちなみに、髪の毛は一日に八十本くらい抜けます。
 それで正常です。人によっては百五十本抜けても正常な場合もあるそうです。
 つまり、髪は抜けるもの。
 
 髪の毛は全体で約十万本でイラストのような構成比になっていますので、抜けるのを待っている休止毛は千~三千本もある計算になります。

  ただ、いくら正常の範囲内であっても、「毛が抜ける」というのは本当に不安な気持ちにさせられますよね。
 薄毛などコンプレックスは「想い」が強く影響してしまうので、抜け毛の感じ方も同様に影響を受けてしまいます。
 
 たとえば、髪が長い人は、抜け毛がわかりやすく落ち込みやすいです。
 また、偶然指に絡まった時や白い服を着ていた時、肩などよく見えるところに二、三本髪の毛が落ちていた時など、
「抜け毛が多い」「ヤバい」
 と錯覚してしまうでしょう。そんな出来事が数日続けば尚さら不安になってしまいます。
 
 もしも髪を短く刈り上げたら、抜け毛に鈍感になれます。
 でも、目立ちにくいだけで、長くても短くても結局同じように抜けていますので、どちらにしても何の判断基準にもなりません。
 
 このことから、「抜け毛の多少を判断する基準」はいつも同じにしておくことが必要になります。同じ環境、同じルールで見ていくわけです。
 

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