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薄毛の原因を遺伝に逃げてはならない
僕は美容師免許と理容師免許と、ヘアケアマイスターという毛髪診断できる資格を持っています。
薄毛で悩んでいた自分にとっては皮肉なものですよ。
資格を取ることで、悩んでいる自分がアドバイスする立場になるわけです。
ですが、美容学校の教科書に載っているノウハウを知っても、発毛が成功するわけではありません。人より資格を多く取ったとしても特別発毛確率が倍になる訳でもありませんから。
もしかすると、育毛相談されたほとんどの美容師が心の中で
「そんな方法があれば、まず俺がしたいよ!」
「遺伝だからどうしようもないよ」
と、思っておられるかも知れません。
今回はこの「遺伝だからどうしようもないよ」についてお話したいと思います。
基本的に、薄毛そのものは「親子で顔が似る」といったような遺伝とは違います。薄毛に影響を及ぼすものは体質です。体質が遺伝した結果、環境によって薄毛という同じ状況に陥るというわけです。
──体質遺伝。
それは、優性遺伝・劣性遺伝、どちらにも言えますが環境や外敵に対応する抵抗力や免疫力、身体の反応の仕方が遺伝子的に継承されることです。
つまり、薄毛にも何かの原因があると考える方が自然です。
遺伝するものは体質
別の言い方をすると、
────「普段の生活の中に 頭皮に何か良くない要因があって、その要因に対応できない体質の人が脱毛という結果になって現れる」ということ。
体質遺伝は他にもあります。
たとえば「暗い部屋で本を読んでいると目が悪くなるよ」と、親から注意されたことはありませんか?
でも、その注意は万人に共通するものではありません。
ですが、もし身内にそれによって視力が落ちた経験の人がいれば、遺伝する確率は高いので、素直にアドバイスを聞くべきです。
お酒や喫煙も同じです。
ご長寿でもお酒やタバコを嗜まれている人もおられます。
だからといって、あなたもお酒や喫煙を生涯満喫できるなんて保証はありません。アルコール、ニコチンなどに対応、順応できない体質の人が体調を崩します。その反応を体質遺伝だとここでは表現させて頂きます。
では薄毛の遺伝について話を戻しましょう。
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