他人と比べても良い
・人間は他人と比べる生き物
他人と比べるなんて、やめておいた方が良い。そんな事するからしんどくなる。確かにその通りである。しかし、人間は他人と比べる生き物である。生まれてから死ぬまで他人と比べる生き物。心理学者のフェスティンガーは、社会的比較論を考え、私達、人間は社会的生き物であると述べている。すなわち、他人と比べないと自分がどんな人間なのか知る事ができない。例えば、無人島で1人で暮らしていれば、比べる必要はない。しかし、今の人間社会では、味方もライバルも全て同じ人間である。周りの人と比べて自分の立ち位置を理解する。そうしなければ、ライバルに勝てないし、味方の役にも立たない。すなわち、人間社会で生きていけない。だから、私たち人間は常に自分と他人を比べて生き残る方法を考える。そう考えると自分と他人を比べる事は、とても自然な行為で、むしろ比べるというのは最も人間らしい行為である。
・自分をメンテナンスしてあげる
人と比べる事で、自分を責める必要はひとつもない。比べるのは、空腹と同じ。私達、人間は普通に1日に3回ぐらいお腹が減る。それと同じように人と比べてしまう。考え方の変換が必要。お腹が空いたら何かを食べると同じように、人と比べるたびに心を整える。今の自分は他人と比べてしんどくなっている。だから、ちょっと別の見方を考える。今、仕事で優秀な人も、全てが優れている訳ではない。長い人生、うまくいく時期もあればうまくいかない時期もある。また、自分だっていいところがたくさんある。5分だけ時間をとって、自分のいいところを1つ2つ数えてみる。そうやって自分の心のメンテナンスをしてあげる。
たまには、自分をいっぱい褒めて自分の心を喜ばせてあげる。とっても大事な事である!