
自公維新の歩み寄り、合意内容に反対だ
自民、公明と日本維新の会の予算協議は歩み寄って合意を得た。正式に決まれば来年度予算案は維新の賛成で成立する。数値目標などの文言でもめたようだが、そんなことはどうでもよい。合意の内容がよくない。
教育無償化と社会保険料を下げる改革。タイトルはよろしい。だけど中身がよくない、わたしは反対だ。
①教育無償化:以前にもnoteに書いた(「タダより高いものはない」2025.1.24)。教育費を補助するのはよいことだが、大阪で味をしめた維新が、都議選や参議院選への票集めの道具に使っているように思えてどうも気に食わない。しかも、私立高校への援助額の案が半端ではなかった。
②社会保険料改革:何かと思えば、OTC類似薬(薬局などで売っている市販品と類似している処方箋が必要な医薬品)を保険適用外にすること、それに高齢者の窓口負担額の見直しだという。
平たく言えば、風邪薬や湿布薬、痛み止め薬の保険適用を除外することだ。これは困る。足が痛い、腰が痛いといえば整形外科に行って痛み止めと湿布薬を「たくさん」もらってくる。薬局で買えば高くつくが、保険だと3割負担で済む。だれが飲んでも貼ってもそう問題があるものじゃないから、余れば家族でもつかえる。それがなくなるかもしれない。
トシヨリは病院通いが多い。1-2割負担で済んでいたものが、持っている資産の大小で2-3割に増加するかもしれないという。
現役世代の負担軽減という名目らしいが、トシヨリは大切にしてほしいものだ。トシヨリは選挙できちんと投票するということを忘れてはいけない。