チョウビを飾る
朝に積んだ大切な経験を昼までに書き留めよう
いつまで守れるか分からなくても良いか。
揺らして溢れたコーヒーは白いカップに
濁ったまま綺麗な直線を引いた。
拭えるなら元に戻るから、気にしないで良いし。
日の反射で隠れた文字を知ることはないけど
誕生星の言葉はそれよりも深い意味を
僕にくれたし、なんだって良いよ。
日が沈むことなんて当たり前に知ってたのに
ずっとここに居ても切れない気持ちがあって
戸惑う事もなくなってた。
増えただけの正論にも目を逸せるようになったし
途絶えた音にも不安な気持ちはなくなった。
それはいつからなのかとかキリのない思考に支配されやすいことを知ったから
寝れない夜に嫌った自分を
朝起きた時にはもうどうでも良くなってた。
掉尾を飾る
この道では出会わないはずだったそれに
身を委ねて深い眠りについた。