
「自制」という言葉を知っているからと言って、
自分が自制できるという事ではない
人間は少し<言葉>に
重きを置きすぎる傾向にある
まず自制は言葉だけでなく
自分の中に取り込み
日々<使用>して
はじめて身につくモノである
今日も生きていると
人間の脳は次から次へと<欲望>を我々にふりかけてくるであろう
甘いモノが食べたい・・
ジュースが飲みたい・・
酒を飲もうか・・
がっつり食べたい・・
ギャンブルしようか
もっと金がほしい
性風俗に行こうか・・
彼女(彼氏)がほしい
風呂に入りたい
眠たい、寝てたい
まあキリがないくらいに
朝から夜まで<欲望>の連続
令和6年でも
あっちこっちで
「ダイエットダイエット」と
いつまでも同じ事を繰り返す者達
相変わらず
「儲かりますよ(^▽^)」
という甘言に負ける事を繰り返す者達
どれだけ人間が
欲望に<勝てない>のかは
自明な事
言葉では分かっている
理屈は理解している
分かっている分かっている・・・
そう
それは
<自制>のトレーニングができていない証左
自分をコントロールできていない
ある日自分をコントロールできる
なんて甘い話はない
毎日
自制トレーニングをしなくてはいけない
誰もが
「自分をコントロールできている」
と信じており
自分が
コントロール障害である事実から目を背ける
1番大事な人間は
鏡に映る者である
という事も
本当はみんな気づいている
が、
直視ができない
目を背ける
そのために最高のアイテムとなるのが
<他人を責める>という転換
自分の問題からは目を背けるのには
何よりも楽な思想である
しかし、
他人を責めても
この本質からは抜け出せない
24時間
365日
いつ、どこで、何を、どのようにしていても
自分という人間からは離れる事ができない
脳は
今日もあなたに挑戦をしかけてくる
「がっつり食べろ」
「飲みたいだけ飲め」
「貯金やめてギャンブルしてまえ」
「一攫千金狙えるぞ」
「今日くらいアルコール飲んでまえ」
「楽して金が儲かるぞ」
「絶対に儲かる株があるらしい」
「かわいい子とすぐ出会える」
「イケメン男子と即効出会える」
「整形は最近みんなしてるぞ」
newsでも眺めてくれたらいい
今日も自分の欲望を<自制>できなかった故の
悲劇オンパレードが公開されている
あなたもきっと
何かしら
思い当たる事があろう
人間なので
欲が挑戦してくるのは当然
そして僕も人間
僕の脳が
僕に挑戦をしかけてくる
「運動なんてしんどいからせんでいいやん」
「甘い物食べようよ」
「頭使う作業なんてやめよ~」
「炭水化物をがっつり食べようよ」
生きている人間なら
この<欲望>とのバトルは
全員参加させられている
あとは
<勝つか、負けるか>
それだけである
勝った、勝てる人間は
これからも常に自分と向き合い
自分の欲と戦い続ける
負けた、負ける人間は
これからも他人を責め続け
自分のコントロール障害を合理化する
誰もがきっと
どこかで分かっている
この「ただの事実」
聞きたくない
知りたくない
改めて言わないでほしい
そんな事実
しかし
この事実からは
やはり
何をやっても逃げる事はできない
スマホ革命でも無理である
全ての事象から逃げる事ができたとしても
<自分>という人間からは
その命遂げるまで
逃げる事はできない
これに対しての改善策は
実はシンプル
自分の自制のレベルをあげるには
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
自分の欲をコントロールする経験を重ねる事である
今日
「もう少し食べたいな。」と思ったが
「やめておこう!」と判断できた人はWIN!!
「絶対儲かる株があるんや!」と思ったが
「いやいや、そんなわけないわ(;'∀')それならみんなやってるわ」
と判断できた人はWIN!!
「運動なんて、めんどくさい」と思ったが
「あかん!考えてまう前にウォーキング行く!」
と判断できた人はWIN!!
こうやって
自分の欲をコントロールするのが
「自制」である
それは
自制という言葉を知っているだけでは
意味がない
毎日
どれだけ真摯に
自分と向き合うか
その姿勢によって
<自制>の能力は決まる
少しばかり
最近の日本人は
太りすぎである
メタボリックシンドローム時代と言われるだけある
それは時代が豊かになり
誘惑が多いからなんてのが原因ではない
自分の<自制>を鍛えている者が
ただただ
少ないだけである