女性はアルコールを摂取しない方がいいです②

女性はアルコールを摂取しない方が良いというのは
記事にしました
読んでない方は１回読んでみてください

前回のおさらい
□アルコール依存症までの発症期間
・男10～20年　女6-9年

□解剖生理学的差異
・体内水分量が少ない
・アルコール代謝能力が男性の3/4　（１時間で男：8ｇ　女：6ｇ）
・肝硬変に至る量は男性の3/2程度

□女性特有疾患
・乳がん・不妊・月経不順・FASD・

これらが前回紹介した危険な理由です
まあこれらがメインなんですが

さて、今回は

□併発
・摂食障害・境界性人格障害・パニック障害・気分障害・
・直腸がん（週１日以上23ｇ以上の女性は2.39倍の確立）

女性の場合はなぜか
アルコールを摂取すると
「精神疾患」も併発します（確率は男性よりも倍以上です）

アルコールしか飲まなくなったり
吐いたら「痩せれる・・もっと吐きたい」と考えたりする傾向にあります
信じられませんが、ダイエットの為に飲酒する者もいるくらいです
吐いたら痩せるなんて思考が形成されてしまうのです

そのほかにも
うつ病やらパニックやら人格障害も併発します
女性は男性よりセロトニンが少ない構造になっているので
男性よりも精神が不安定になりやすいのです
それがアルコールが節酒すると加速してしまうという仮説があります
女性は可能ならアルコール摂取を辞めましょう

そして当院でもまさに該当するのですが
女性は治療に繋がりにくのです（非常に大変です・・

理由ですが
□集団に属しにくい

アルコール依存症の治療は例会などの自助グループです
そう、ピア治療です
（禁煙外来も被害者の会も同じです）
同じ境遇の者同士で語り合い
その当事者が語る際は
＜言いっ放し、聞きっ放し＞が主たるルールです

が、これに女性が参加しにくい傾向にあるのです

〇性的（性的暴力）な内容を含む事も多いため、自己開示されにくい。
精神疾患をもっている場合の背景にはこの性的要因も強いのです
男性に性的な暴力を受けた。というパターンだけの話ではありません
とにかく女性側が異常に性欲が強く、満たすために夜の店で働いたり
素人系のAVに出演したりというパターンも割りとあります
精神科に入院中でも身体の関係をもてる相手を探す事も多く見られ
なかなか大変なものです

こういう内容はセンシティブなので
治療の場でなかなか堂々と語られません
しかしこの性欲問題が根幹となり、アルコールに走る者も実際は多い事を知っておいてください

性欲と聞くと、すぐに男性の印象があるのは分かります
が、女性も強い方は非常に強いのです
が、男性よりもそれを顕在化しません
表には決して出さない事でしょう

仲の良い友人にすら開示していない女性も多く見てきました
誰にも相談できないまま
気が付けば精神的にしんどくなり
アルコールに走るのです

〇人格障害が併発している事もあるため、協調性・社会性に欠ける事が多い。
女性の方がアルコールによって精神疾患を併発する事は前述の通りです
よってなかなか集団に属さないのです

言いっ放し、聞きっ放しと言いましたが
それができない事も多く
治療に繋がらないのです

さて
シンプルに一言だけ忠告しておきます

女性はアルコールを摂取しない方が良いです

理由をもう１度
まとめて記載しておきます
↓
□アルコール依存症までの発症期間
・男10～20年　女6-9年

□解剖生理学的差異
・体内水分量が少ない
・アルコール代謝能力が男性の3/4　（１時間で男：8ｇ　女：6ｇ）
・肝硬変に至る量は男性の3/2程度

□女性特有疾患
・乳がん・不妊・月経不順・FASD・

□併発
・摂食障害・境界性人格障害・パニック障害・気分障害・
・直腸がん（週１日以上23ｇ以上の女性は2.39倍の確立）

男性と比べると
結局は何十倍もリスクがあります

肝臓の大きさも重量も
水分量も解毒能力も
全く違うからです

昨今
女性が働く事も当たり前になりつつあり
そうなると
女性の飲酒も増えているようです

ただ男性よりも
かなり危険です

あなたが女性ならば
本当に「理解して」飲んでください

アルコールは有毒物質ですよ？
合法的薬物と同じです

かなり危険なモノという理解だけは
しておいてください

依存の種類です
↓

アルコールは危険ドラッグと同じ欄に並びます
↓