29.いたちごっこ
おはようございます。
今日は現在の社会について思うことを記載していこうと思います。
資本主義と憲法25条
まずは資本主義とは何ぞや…から。
これと比較して憲法25条について記載します。
日本は資本主義国家で社会主義と異なり、自由競争の元頑張れば頑張るほどお金を稼ぐ主観的考えと思っています。
それと比較して。憲法25条は「最低限度の生活を営む権利」が主張されています。
この10数年の変化
ここ最近の最低賃金の変化は以下の通りです。
最低賃金上昇の実態
これを見て気づきませんか?
パート・アルバイトの待遇が上がっても、社員の対応は上がらないのです。
また、最低賃金の上昇は長期雇用されているアルバイト・パートさんにも影響があります。
パート・アルバイトの昇給は年間数十円が通例かと思います。
ただし、急に最低賃金がそれを上回る上昇みせることで、いままで努力して、新規採用と数十円の時給の差が生まれていたのに、一気に詰められる。最悪の場合、新規雇用と同じ時給になるわけです。
最低賃金が上がったとしても、会社の粗利益が上がるわけではないので、最低賃金付近の給与を得ていた人にとっては賃上げになりますが、それ以外の労働者に対して会社が考慮して給料をあげるというところは少ないのではないでしょうか?
また、日本は累進課税制度。稼げば稼ぐほど、課税がのしかかることで、稼いだ金額に対しての手取りはひっ迫していきます。
これって結局社会主義思想強いんじゃない?
何なら余裕のない企業なんかは財政が圧迫して倒産リスクも上がるんじゃないか?
コロナのせいで、この2年の自粛により、補助金のバラマキがありました。これは全国民に対して。働いている人も働いていない人も。
また、アベノマスクもばらまかれました。自粛により、飲食店に対する助成金も配られました。
これは結局国や自治体の財源。
将来の労働世代が再度稼がなければならない賃金です。
一度上がった最低賃金が下がることはまずないのと、課税負担が上り、年収が高い世帯の手取りは下がるでしょう。
結局時給をあげて、一定数は扶養範囲内での労働の為、より労働時間が減り、プラスで人を雇う必要が出てくる必要もあるかもしれません。よりシビアですよね?
経営者になること
経営者は会社を立ち上げた労力と、倒産時のリスクを考慮したうえで、他の社員とは一線のある給料をいただいています。
それは当たり前のことだと。
社員と完全に同じ労働賃金で働く代表もいるかもしれませんが、リスクを考えると見合わない。
こんな状態で国が成長していくのだろうか?
起業する人の一定数はお金持ち、生活の充実を目指して行います。その環境が悪化すれば、どんどん起業を目指す人材は減るため、雇用主が減る。雇用主が減れば、仕事が減り、働く環境が減る。労働者が減る。社会保障が維持できない為、労働者の負担が増える。
こんなのでいいのだろうか?
私はそれでも起業を目指します。
前社長から、起業するのに稼げなくても働きたいのか?という質問を受けましたが、業界の今後を考えても、こういった社会情勢の推移を見ても、高い賃金を目標にしても仕方ないかなと。
好きな仕事を制約が少ない状態で、高齢でもできる可能性がある(定年がなくなる)というメリットがいいと。また、業務自体もそうですが、雇用できる環境整備を行うことも地域活性化につながるので、地域貢献にはつながると思っています。
利益が上がっても、固定費が上がる状況。それはそれで仕方ないのかなと。
皆さんはこの現状をどうとらえているのでしょうか?