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KRYラジオ「大人の音楽堂」:YES「Mirror To The Sky」(2023.6.17OA)

今回は最新アルバムからのセレクトです。先月世界同時発売されたYES「ミラー・トゥ・ザ・スカイ」。YESというバンドが現存しオリジナル・スタジオレコーディング・アルバムが出る。個人的にはNHKさんにニュースで扱ってほしいことですよ。YES、ご存知イギリスのプログレッシブロックの頂点に君臨する、テクニカルなバンドです。個人的にはリアルタイムでその動きに一喜一憂してきた世代です。何度もライブに行きました。最高です。

オリジナルメンバーのクリス・スクワイアが2015年に亡くなって、そして1972年からドラマーのアラン・ホワイトが昨年2022年に他界。遂に解散か?と思っていたが、見事に活動しています。2021年にはアルバム「クエスト」、そして今回オンエアした「ミラー・トゥ・ザ・スカイ」を今年2023年5月にリリース。現メンバーはギターに「スティーブ・ハウ」キーボード「ジェフリー・ダウンズ」ヴォーカル「ジョン・デヴィソン」ベース「ビリー・シャーウッド」、ドラム「ジェイ・シェレン」。このジェイ・シェレンさんは長年にわたりアラン・ホワイトのドラムサポートだったそうです。弟子ですね。アラン・ホワイトが体調を崩しフルタイムのライブが困難な時期は彼が叩いていました。最も近い位置でYESのドラムを観ていた方です。なるべくしてメンバーになった…そんな感じですね。

1968年から活動し1971年くらいから超絶技巧のテクニックをインパクトのあるリフとメロディーに取り入れ、各メンバーによる素晴らしいアンサンブルでプログレッシブロックの頂点に君臨したYES。メンバーの出入りは激しいものの、毎回のスタジオアルバムは個性を発揮、ライブに関してスピード感が増しものすごい音圧を感じます。とにかく凄いのです。メンバーが変わろうがその老舗のサウンドを継承するというのは凄いし大変な仕事なのです。極端にいえば誰が演奏しようが、リスナーが期待するサウンドが聴ければそれでいいのかもしれません。毎日ROCKを聴きましょう。町に出たら何かロックを感じる、連想するものを見つけましょう。例えばロックTシャツとか…私は若い人がストーンズのTシャツなんか着てたら嬉しくなります。そのシャツがYESのロゴだったりしたら最高です。YESの音楽は学校で教えるべきです。

さて次回はYESのテクニカルな楽曲をライブバージョンでオンエアします。息つく暇もない…すごい演奏にご期待ください。YES最高…。

今回オンエア
CUT FROM THE STARS
MIRROR TO THE SKY
CIRCLES OF TIME

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