192. 祝花の話
入社式などの式典用に壺入りの花を頼むことがある。
10,000円分で作ってもらうことが多い。
そしてこれは「祝花(いわい・ばな?)」と呼ばれるらしいのでここではこの単語を使うこととする。
最初に目にしたのは20,000円分
20,000円分で注文すると、百合の花が入ってくるようだ。
百合の花は高価なのだ。
しかし、全体的に色合いがシックになり過ぎて、自分としてはあまり好きではない。
10,000円分だとどうなるのだろう
あまり高額にならない程度に自分で注文して良く、かつ、20,000円もかけなくて良いだろうという判断のもと、その次からは10,000円でお願いすることにした。
すると赤や黄色の花が使われるようになって、一気に華やかになった。
これは自分としては好みの色合いである。
それ以降、ずっと10,000円分でお願いしている。
祝花を時給換算してみると
今日も祝花を注文するような式典があり、10,000円分の花が運ばれてきた。
変わらず華やかでとてもよろしい。
9:40ぐらいに運ばれてきて、10:50ぐらいに去っていった。
花の時給は約10,000円か。高給取りだな。
しかし、その祝花ができるまでにはザッと考えるだけでも以下の稼働がかかっているのであった。
花を育てる複数名のお賃金
花を綺麗に咲かせるための肥料や水の料金
花を運んでくれる運送会社の人のお賃金
花を綺麗に壺に生けてくれる人のお賃金
できあがった祝花を運んでくれる人のお賃金
それらの人々を管理する人のお賃金
ありがたいことだ。
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