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391. 先客がいなかった理由が分かったような

今日は出社だったため、帰り道途中の乗り換え駅付近で軽く食事をすることにした。
中華料理店に一瞬入ろうかと思ったものの、結局はチェーンの喫茶店に吸い込まれるように入店した。

席を確保しよう

レジに並んで購入している間に席が無くなるとあんばいが悪いので、まずは取られてもダメージの少ない荷物(薄手の上着と麦茶のペットボトルが入った袋)を使って席を確保。
そしておもむろにレジで注文。

滞在の準備万端

スパゲティと紅茶を購入。
紅茶はすぐに提供され、それとスパゲティの「配達用」プラカードを乗せたトレイを持って、ヨタヨタと前述の確保した席に着席。
少し勉強をしようかなと思って、愛用の紙のノートとボールペンをカバンから取り出して、スパゲティが届けられるのを待った。

冷房が強すぎでは

しかし、すぐにその席はハズレだと気がついた。
冷房の風が直撃して、みるみるうちに体が冷えてしまった。
柱がすぐ近くにあったが、冷気から自分を守ってはくれなかった。

スパゲティが手元に届いた時にはすっかりブルブルと震えていた。
温かいスパゲティのはずなのに、その冷気のせいでどんどん冷めてしまう。
温かい前提の食事が冷えていくとなぜこんなに侘しいのだろう。
もう少し時間をかけてのんびりと食べるつもりだったが、いち早くその場から脱出したくなり、いつも通りのかなり早い食べっぷりになった。

先客がいなかった理由(多分)

時間的にもう空いている時間で、他にも空席はありつつも、その空間だけぽっかりと空いていた。
恐らく寒すぎてみな移動してしまったのだろう。

これ以上座っていると風邪をひきそうだったので、スピーディーに紅茶を飲み干し、出してあった紙のノートとボールペンをしまい、逃げるように退店。

凍えたね

電車に乗ってもしばらく寒かった。
家の最寄駅に到着した時にはだいぶ回復したものの、コンビニやドラッグストアに立ち寄る元気はなく。
体が冷えると寄り道の考えすら及ばなくなるのかもしれない。

家はほどよく温かくて安心した。


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