アドバイスが欲しい時に質問しやすい人に聞く、という落とし穴に気をつけた方が良い説
こんにちは。
今日は「アドバイスが欲しい時に質問しやすい人に聞く、という落とし穴に気をつけた方が良い説」というテーマについてお話したいと思います。
生きていると自分にスキルがないこと、判断できないことに頻繁に遭遇します。所謂、「壁にぶち当たる」という大きな障害から、「この場合、AとBどっちを選ぼうかな」という日常によくある状況まで幅広く出会ってしまいます。
そんな時、私たちは当たり前のように他人にアドバイスを求めます。自分の知らない知識を持っていたり、自分の判断に自信がないときに背中を押してもらいたかったりと目的は様々ですが、少なくとも自分一人で考えるよりも他人にアドバイスをもらうのは至って合理的に思えたりします。
ですが、周囲にアドバイスを求める際に気をつけた方が良い落とし穴もあるのではないでしょうか。
それが「アドバイスが欲しい時に質問しやすい人に聞く」というミスです。
例えば、就職活動をしている学生さんが親御さんのアドバイスを過剰に取り入れたりする時なんかもソレです。「年功序列」や「一社で定年まで勤め上げる」など、昭和の時代に良いとされていた企業が必ずしも良いわけではない(というか日本は衰退してるので良くないケースの方が多い)でしょう。
さらにはキャリアの相談なんかも、働いてない友人や社会人1年目の先輩に業界の相談という相談をしてアドバイスを求めても得られるものは限定的ですし、起業したいという相談を学校の先生に求めても難しいですよね。
別の例として、体調が悪くちょっと病気かもと思ったときに、周囲の友人やネットの掲示板などから意見を集める人がいたりしますが、これも素人が素人に意見を聞いているので悪手です。もちろん医者に見てもらった方が良いでしょう。
さらに、アドバイスを求められる大人側の心理として「知らない」と答えづらいことも頭に留めておいた方がお得かもしれません。
自分の無知を晒したり、非協力的に思われることを避けたかったりして、「知らない」と言えない人が行き着くのは適当な答えです。これは答える側が完全に悪いわけではないし、感情の問題なのでなくなることもないでしょう。
ですから、何かアドバイスが欲しい時には、質問しやすい人に聞くという落とし穴に気をつけて、相手を選んだ方が良いかもしれません。お読み頂いてありがとうございました。