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-詩-それは薄氷のような

欠片を拾った時も、意図を千切った時にも
壊れる音なんてしなかった

結んだのはあたしだと
ねぇ、忘れてしまったの?

触れない形容になった貴方が喚く

めにめに、めにめに、
一歩ずつ呑み込まれる

豪快にわらう夜の
その後ろのお月様

口端から滴る
生命と約束をした瞬間

一緒に願い事をしたんだよ

明日も貴方と
手をつなぐ事が出来たなら

あの夜が終わる前に

二人一生に溶けよう、ね。


Xにて【ULTRACELL】様の詩へ返詩

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