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ブライダルの専門学校生のメリットとは??

(※こちらの記事の内容は、否定しているわけではなく、経験談からくる個人の意見です。)

はじめに

わたしは高卒でブライダルの専門学校に2年間通いまして、卒業後はもちろんですが、ブライダル会社でお仕事をしております。

6年くらいは、現場でお仕事をしており、その後は別会社に出向という形でもう現場でのお仕事はしておりません。

当然ですが、専門学校生時代に就職活動もしました。

高校卒業前くらいに、ブライダルの仕事をしたい!と思ったのですが、当時思っていたのは、

-とにかく早く現場に出て仕事をしたい。
-ブライダルの仕事するなら専門学校でしょ

と思い、資料を取り寄せ、オープンキャンバスへ行き、あれよあれよと願書を提出したことをすごく覚えています。

が、実際に就職活動をして、入社してみると、ほぼ大学生ばかり。

そして、入社して研修を受けたり、トレーニングをしていただいたりする中で、「大学生のほうが有利なのか?」ということに気づきました。

少し、整理したいと思います。

専門学校で学ぶこととは・・・

学校にもよりますが、専門学校で学ぶことって、大きく3つかなと思っておりまして、

-ブライダルの知識
-実践の接客や模擬披露宴
-メイクや、お花など、プラスαの知識やスキル

大体このあたりかなと思います。もちろん他にも、就活の対策や洗濯授業など学校によってはそれぞれあるかと思います。

これらのことを、入社する前の段階から学ぶことが本当に専門学校生の最大のメリットになっているのかといわれると、少し説得力がないような気もします。

一つずつ、深堀りをしていきます。

-ブライダルの知識

ブライダルの世界は、普段の生活同線の中でなかなか触れる機会がないので、専門的な知識や、業界用語などを、事前に知っておくのは大切なことです。

これは、最大限の専門学校生としての強みになると思っていましたが、いざ会社に入社をすると、意外と会社ごとによって用語が違うこともあったりします。

そして、大体の会社は、横並びよーいどん!で、知識のインプットや会社の理念を学んだりなどの研修が入社時にあります。つまり、何も知らない状態で入社をしても学べる環境が基本的には整っているということです。

実際わたしも、あれ?この言葉学校ではこうやって学んだのにな?という言葉とかが結構あったような記憶があります。

逆に大学生は、ほぼ真っ新な状態でインプットをするので、変に書き換えたりすることがなく、都合がよかったりもします。

-実践の接客や模擬披露宴

多くの専門学校が校内にチャペルやバンケットを持っていて、授業の中で模擬披露宴を行ったり、リアルな新郎新婦を募集して、近くのホテルをお借りしてのリアル披露宴などを実施したり、

実際に新規接客や電話対応、またパーティーの打ち合わせなどをさせていただいたりする機会があります。

ようは、ここは実際お客さまを目の前にした時の、対人コミュニケーションスキルがどれくらい磨かれているか?という話と、

当日の結婚式の流れをどれくらい理解しているか?とかかなぁと思います。

すごく有利じゃん!と思ったりもするのですが、じゃあ、専門学校の時に模擬披露宴を3回と、リアルのお客様との打ち合わせを2回しました!

からといって、入社してからのロープレや、テストをすっ飛ばしても良いのかと言われると、もちろんそんな事はなく、こちらもよーいどん!で同じように学んでいくのです。

さらに、接客の方法や流れ、披露宴の流れや必要なポジションは、会社によってこれまた全く違うわけで、もっというと同じ会社でも、会場によって違ったりする場合もあります。

となってくると、コミュニケーション能力で勝負するのですが、大学生もアルバイトや、サークル活動など、コミュニケーションを磨く場面は違えど、専門学生よりも2年間長く磨いているので、正直さはない。むしろ、負けているのではないかな?と思います。

さらに、この年代の2歳の差は大きくて、ブライダル業界の顧客は20代後半~30台の方が多く、見た目の大人っぽさみたいなものも、多少は必要なのではないかと思います。

かなり若く見えても、それがよいギャップになるくらいのコミュ力が無いと、就活の時に大学生とは戦えない気がします。

-プラスαの知識やスキル**

ブライダルの授業以外にも、学校がどういう系統の学校かにもよりますが、ネイルや、ヘアメイク、フラワー、パーソナルカラー、などなど、

他にもいろんなカリキュラムがあり、幅広くかつ、専門的に学べる機会が結構あると思います。

ですが、それは大学生も同じで、むしろ個人で企業をしたり、なにかサービスを開発して収益化してみたりと、個人でできることもたくさんあるので、特にこれが大きなメリットかというと、そうではない気がします。

授業ということで、強制力が働くのでライザップ的な意味合いでは、必要かもしれませんが、専門学校に特化した話ではないかと思います。

就職活動の面では?

就職活動の面ではどうかというと、先ほども書いた通り、対人コミュニケーション能力が、重要になりますので、専門学校生でも、ここが備わっていると土俵に上がれます。

が、コミュ力がないと、そもそも土俵にも上がれないと思っていたほうがよいかもしれません。つまり、どれだけ熱い思いがあっても、なかなか聞いてもらえないということです。

実際に、わたしも就職活動はかなり苦労した記憶があります。

ただ、ある面接のときに出会った大学生の方が、すごく説得力のある話し方をしていて、その話し方を、徹底的にまねをした結果、その後トントンと、選考が進みました。

実際に、入社をしてから少し聞いた話では、「専門学生っぽくなかった」というも理由の一つだったみたいです。

なので、徹底的にコミュニケーション能力を磨くのがよいと思います。とにかく、人前で話すことや、プレッシャーのかかる場面をたくさん経験するとよいと思います。

じゃぁメリットは何?

では、何がメリットになるかと考えてみたのですが、正直ないというのが結構本音です。

なので、いま、本気でウェディングプランナーになりたいです!揺るぎません!という進路に迷っている高校生方がいたら、大学に行って、結婚式場で4年間バイトをして、リアルな働く環境を知ることをお勧めします。

そして改めて、ブライダルの専門学校が何を強みにしていくのが良いかなと考えたのですが、

1つ目は、専門職大学として4年生にして、3年、4年の2年間は、1つの結婚式場を運営するくらいのことをする。

2つ目は、圧倒的な企業とのパイプや、つながりを持ち、就職活動において有利な状況を作り出す。

とかなのかなぁと思いました。

さいごに、、

ということで、いろいろと振り返ってみましたが、専門学校を卒業して、ブライダル業界で働いているわたしが言うのもおかしな話ですが、

ブライダルの専門学校の価値や、メリットを、もっと明確化しないと損だなぁと思いました。

2年間で夢をつかむためには、圧倒的な努力と、行動の量が必要ですね。

個人的には、専門学校卒なので、今後なにか専門学生たちに還元できることをたくさんやりたいなぁと思っています。

ということで以上です!

冒頭でも書きましたが、あくまでもこれは否定ではなくて個人の意見です!

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