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junaida展|伊丹ミュージアム
4月からは気になる展示会が目白押し。まずは伊丹ミュージアムで開催されているjunaidaさんの個展に行ってきました。
いつも気になる展覧会をやってるなーと思いながらなかなか行けていなかった伊丹。今回初めて足を踏み入れましたが、駅前の下町感あふれる場所と、抜けて大通りの居住空間でガラッと景観が変わり、不思議な雰囲気の町だなと感じました。
駅から美術館までは徒歩で約10分。白壁の建物が目印です。
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開場直後に行ったので空いているように感じましたが、10分も経つとどんどん人が増えてきました。今回の展覧会は昨年東京会場にも足を運びましたが、同じ作品でも展示の仕方で目に留まる作品が違ったりして面白いです。
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今回作品は接写NGの指定がありましたが、会場の風景として撮影するならOKとのこと。
以前の記事に書きましたが、junaidaさんは私がいちばん好きな作家さんです。色彩・世界観・モチーフに至るまで全てドンピシャで好き。
前回は飛行機の時間があったりで最後の方をしっかり見れなかったのですが、今回は一人だし時間もたっぷりあるしで何周もしてしまいました。
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古い作品からしてもう世界観が構築されているんだけど、途中から画材変わったのかな?と思うくらい絵に重厚感が増し、細かい箇所の描き込みがパワーアップしているのがわかりました。(と思って文章を書いた後に図録を読んでたら、途中の作品でポスカを使用していると明言されていた。)
「こんなに絵の上手い人でもさらに進化するんだな」と当たり前のことなんだけどガツンと喰らわされた気がします。
「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」ということですね、及川さん。最近ハイキュー!!を見ていて響いた言葉をふと思い出しました。
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我が家は転勤族で、幼少期に数年を東北で過ごしました。親が宮沢賢治が好きだったことと土地柄の影響もあり、幼い頃からその世界観に強く惹かれていました。junaidaさんのIHATOVOシリーズはそんな宮沢賢治の作品を一部抜粋しイラストを描いた絵本集で、私にとってはいわば推しと推しのコラボ本。
一枚一枚原画を見ながら「この作品はあのシーン…!」という感動があり、どちらも好きで良かったなぁとしみじみ思いました。全シリーズ揃えようと思うとためらってしまうお値段ですが、いつか手元に迎えたい作品集です。
可愛らしい雰囲気の絵が多いjunaidaさんの作品ですが、個人的には彼の描く老人や骨の描写が特に好きで、物語を孕んだような宗教画のような美しさを感じます。どんなことを考えながら制作されているのか、一度トークイベントなどあれば聞きに行ってみたいです。
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最近はデジタルでさまざまな表現ができるけど、紙の質感や絵の具の厚みを感じるアナログの絵が、やっぱり好きだなと改めて感じました。久しぶりに水彩で絵が描きたい。
心が満たされた半日になりました。
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絵はがきはなんぼあってもいいですからね