夏のフランス旅行記①|出立編
あれよあれよという間に日々は過ぎ、あっという間に出発日に。
お昼前のフライトのため、朝早く関空に向け出発。神戸空港に車を停めて、フェリーで関空へ向かいます。
フェリーを利用すれば旅行期間中の駐車料金は無料になるので、国際線を利用する長期旅行の定番ルートです。
念には念をすぎて予約してた時間より早く着きすぎてしまったので、1本早いフェリーに変更してもらいました。いざ関空へ。
関空は国際線でしか使わないので久しぶりです。知らぬ間にチェックインもオンライン化が進んでいました。機械にパスポートをかざすだけで預け荷物のタグが出てきます。
これを自分で取り付けないといけないのですが、付け方の説明動画がすぐ消えてしまってわからない。間違えても怖いので、近くにいた係のお姉さんにつけてもらいました。結局帰りもうまくつけれなくて、スタッフさんに頼むことに。不安なときは自己解決せず周りの人を頼りましょう。
荷物を預けて搭乗時間まで3時間近くあったので、関空をウロウロします。
2時間前になり保安検査場へ。なんの問題もなく通過。関空のロビーが広く綺麗になっていて驚きました。
賑わっているショッピングコーナーを楽しみ、まだ時間があるのでラウンジでゆっくりしようと歩いて向かいます。
が、步けども歩けども姿を表さないラウンジ。結局搭乗口から15分くらい探し歩いた気がします。さあいざ入ろうとしたところで問題発生。
🙍🏻♂️「財布がない」
これから海外旅行に行くのに、財布がないだと?向こうの現金半分渡してるし、ホテルの支払いに使ったクレジットもない。なんでちゃんと出る前に確認しないの?パスポートとカードとスマホだけは確認しろって言ったよね?と半ギレの私。
そうこうしてるうちに搭乗時間30分前。クレジットがなきゃラウンジにも入れないし、とりあえず搭乗口へ向かいます。飛行機に持ち込む予定だったカバンを直前でスーツケースにしまってたので、そのなかに財布を入れっぱなしにしてるのではないかという結論に落ち着きました。
備えをしっかりして下調べをして確認に確認を重ねたい心配性な私と、やってみなきゃわからないし生きてりゃなんとかなるだろ精神の旦那。長年一緒にいて合うところ合わないところたくさんあるけど、まあ最終的には笑い話で終えられるからなんだかんだ共に日々を暮らせてるんだと思います。
よく旅行中はその人の本性が出ると言いますが、老婆心ながら結婚する前に旅行は行ったほうがいいと思う。成田離婚なんて言葉があったくらいだしね。合わないところが許容できる範囲なのか、向こうは許容してくれる人なのかって大事だと思います。
だいぶ話はそれてしまいましたが、定刻を少し過ぎて搭乗です。
行きは片道約15時間。機内で過ごす用のアイテムをいくつか持ってきてたけど結局使わず、映画見て寝て旅のプランを見直してを繰り返して過ごしました。
今回エールフランスの座席はいちばん後ろの2人がけシートを予約しました。追加料金は少しかかったけど、長時間フライトで後ろや横に気を使わなくていいのはとっても楽!人通りは多いけどトイレも近いし機内食も最初に選べたのでおすすめの座席です。
日本語で見られる映画が限られていたので、ひたすらハリーポッターを英語字幕で見てました。おかげで目が疲れてしょぼしょぼ。
アマプラで映画ダウンロードしてきたら良かったなと少し後悔。時差ボケをマシにするために機内では長時間寝たくなかったので、行きの15時間はそこそこ苦行でした。
あととにかく機内が寒い!機内は冷えると聞いてはいたものの、ブランケットを使っても足元が寒すぎて。次は絶対に上下ヒートテック持参しようと思います。
昔からヘタリアを読んでいたので、フランスに降り立ったときに「ここがお兄さんの国…!」というまた違った感動がありました。
フランス到着は19時過ぎ。夏のフランスは日が沈むのが21時頃と聞いてはいたけど、さすがに明るすぎて脳がバグる。暗くなる前にホテルに着いておきたかったので、急いで入国手続きを済ませます。
荷物もすぐに出てきてパリ市内へ移動。ロワシーバスという空港とオペラ座を繋ぐ直行バスが楽だと聞いていたので、乗り場を目指して歩きます。
ここで問題発生。空港の地図は頭に入れてきたのに、思った方向にバス停がない。場所は合ってるはずなのにタクシー乗り場しか見当たらない。案内の看板もない。Wi-Fiもネットも繋がらないから調べられない。どんどん暗くなる空。
20分ほど空港内を彷徨い歩きました。
もう一回乗り場を確認しようと本を取り出しよく読む。やっぱり2階って書いてある!ほら!と言い合いをしながらふと気づく。
これ、2F(かい)じゃなくて2F(エフ)では?
完全に読み間違いでした。下に降りると確かにBUSの看板。さっきも通ったはずなのに。焦ると視野が狭くなりますよね。無事ロータリーに出るとちょうどバスが来ました。
オペラ座までは約1時間。なんとか真っ暗になる前にホテルに辿り着くことができました。今回は夜に到着の予定だったので、念のため事前にホテルにメールで遅くなることは伝えていました。英語のやり取りに手間取りながらもなんとかチェックイン完了。
ホテルのWi-Fiを利用してesimの設定を完了させ、旦那の財布もセキュリティポケットの奥底から無事発掘し、なんとか不安な一日を終えました。
2日目へ続く▽
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