日本とカナダのビジネスコミュニケーションの違い2
メールとミーティングの使い分けの仕方について、昨日書いたのですが、もう一つはテクストの話。
(なお、ミーティングというと物々しい会議を想像するかもしれないですが、軽く会って話すのもミーティングです。)
テクストって、LINEとかMessengerとかWhatsApp とか、あとスマホの番号にひもづいたメッセージ機能とか。
私は日本でも働いていた業種と、所属していたコミュニティで、訴訟はありふれた話だったので、特にやり方に変更はないんですが、
基本的には訴訟の材料になりそうなので、テクストはしない、そうです。
私は自分の情報処理が、細部から全体を見るやり方になっているので、むしろテクスト使用は極めて有効ですし、口頭だと煙に巻かれやすいので、あえて何でも書いてコミュニケーションする、というやり方を取ることも多く、訴訟対策としても、やりがちになってることが多いです。
ついついメールに全部書いてやり取りしたくなるのも、差別絡みとか、スピークアウト関連とか、記録に残しておいた方がよさそうな気持ちになることが多いから、というのもあるのですが、
スムーズなコミュニケーションの方を優先した方が、総じて問題は少なくて済むか、燃えるのを防げるという感触です。
録音録画データの収集と分析をしていたため、録音と録画に対する構えや抵抗感の持ち方が、それなりに厳格な倫理規定に基づいているので、録音な録画は避けたい、という理由も大きいと思います。
なお、インタビュー調査などをする際にも、訴訟が好きだと有名な人は避ける、みたいテクニークも伝えられているんですが、日本の研究チームでは全く共感してもらえず、それも困難な点でした。
テクストの使い方については、そんな感じです。