大学教員のお仕事4: CC. BCC.攻防戦

書いたら怒られるであろう大学教員の仕事内容シリーズ。今回はテクニック編。

スマホでメールを処理している人も多いであろうし、あまり気にかけていないかもしれないけれど、メールの送信には、色々な機能がある。

CCというのは、宛先になっているメールアドレスの他に、誰かに同時送信するための機能である。

ともかく、「全員に返信」というのを選択しないと、自分も含めてメールを送られた相手、全員には返信できない。

それで、特に事務方は、宛先やCCに入っている相手を変えてくる。偉い人を入れたり、同僚を外したりとか、ね。

別に悪いことしてないし、関係ないと思えば送られた側も読まないという選択もできるし、後で、こちらとしては送ってあるので見てと言うこともできるし、メールというのは記録も兼ねているから、主要人物を外されると、また入れたりするのが大変。

この誰がどこに入っているか自体で、攻防戦になる。

しかしね、もちろんBCCに誰か入ってるわけよ。

BCCというのは、同報してることが見えないように、同報されているメールアドレスの入力欄のこと。送ってることが送られている相手には、見えない設定になっている宛先、ね。

つまり、メールは、自分には見えてない相手に同時に送られているのが当たり前、のもの、である。だから、そもそも秘密なんて書いてはいけない、わけよ。

そのため、大学教員は本当に大事なことは、研究室のドアをノックして、手早く口頭で伝える、ということになっている。

あるいは、そういうことになって、いた。

コロナで、この文化が、どこまで変更になったかは興味深い。なぜなら、Wi-Fi、Bluetooth、監視カメラによる総監視体制が開始された、ということになっているはずだから、である。

日本の大学の設備で、どこまで可能になってるのか、知らんけどさ。

なお、メールは、後から全部まとめて、ごっそり転送できることをお忘れなく。もちろん、引用の機能が、どういじられているかは注意、である。


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