大学教員のお仕事1

書いたら、怒られるであろうシリーズ。

やってみないと、いまいちぴんことない大学教員の仕事と言えば、作問である。つまり、入学試験を作ること。

北米では、そんなことやってるのかと、それなりにビックリされる。

作るのが結構難しい、ってのもあるし、すごいめんどい。みんな、何かの機会にネタを見つけて、大切に取っておく。そうしないと、実際にやるときに悲惨なことになる。

地味な作業も多い。しかも山ほどある。例えば、高校の英語の習うはずのない単語が文章に出てきたら、一覧にして日本語訳と共に、文章の最後に着ける、とかも、やる。そんなことには全く詳しくないので、ほとんど全部の単語を、該当する辞典でひいて確認する。

その辞典だとだめとか、そういうのも超めんどい。辞典は結構高いので、その辞典が置いてある公立図書館に出向いて、一生懸命ひいたりする。

作るまでも大変だけど、その後、何回も試したり、さらに、試験が行われる現場で待機しないといけない。質問に答えないといけないかも、なので。

家族にも作ったことは言えない、ということになっている。超極秘任務。

プラス、入試では立ち番もやる。試験監督のこと。テストを配ったり回収したり、カンニングがないように見張ったり、トイレに誘導したり。これは、有名な話。

あと、採点もやるし、集計もやる。ひー、である。

私立なら、幾ばくか給料にプラスされることも多いけど、国立だと、、、

皆が楽しみにしているご褒美は、仕出し弁当である。それなりにいいやつだけど、1000円前後だと思う。

本当に、日本の大学教員は、過酷に働かされて悲惨だ。

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