韓国の田舎を旅する方法〜慶尚北道チョンソンの農家さん〜チュソクの季節①〜
韓国の重要な名節の一つチュソク。
チュソクとは旧暦のお盆の事で、旧暦の8月15日と前後1日が祝日となります。
家族が故郷に集まりお墓参りをしたり、ご馳走を用意したり、チュソク前後は故郷へ帰る人が大勢いるので民族大移動なんて言われたり…。
と、言うとなんだか良いものの様に聞こえるのですが、ソルナル(正月)同様、食事の準備をする女性達は本当に大変。
私が訪れていたこの時期はちょうどチュソク直前。
アジョッシの家でもアジュンマと義理の妹さんがせっせと大量の料理を準備しています。
まずは市場で買い出し。
市場が大好きなのでもちろんくっついて行きます。
色々気になってしまい途中みんなとはぐれ、気がついたらみんなが手分けをして私の事を探していました…。いい歳して迷子になってしまい恥ずかしいやら申し訳ないやら…
家庭や地域によって多少の違いはあると思いますが、チュソクの代表的な食べ物はまず半月の形をしたお餅「ソンピョン」。
ソンピョン名人(勝手に呼んでいる)のおばあちゃん↓
そして、エホバッなどの野菜や魚で作るジョン(チヂミ)。
アジョッシの家ではこんな料理も...
これは鮫だそうです。
韓国でも鮫を食べるんだ、と初めて知った日。
チュソクは食べ物だけでなく伝統遊びもあります。
そのうちの一つ「ユンノリ」。
もう今となってはルールを忘れてしまいましたが、双六に似たゲームで、サイコロの代わりに4本の木の棒を使います。
軽く始めたつもりがヒートアップして最後は大騒ぎ。
チュソクはお盆と言うだけあってご先祖さまを迎え、ご先祖さまを思う日。ユンノリを通じて昔の韓国の人達もこんな風に秋の夜長を過ごしたのかな、と改めて先人達に思いを馳せる事が出来た。
チュソクに伝統文化に触れる機会をくれたアジョッシとアジュンマには本当に感謝です。
私たちに負けてアジョッシは思いっきりアジュンマにぶたれていたけど…