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【人生を変える副業講座】 えせネットビジネスや、ネットまがいビジネスに気をつけなはれや。


「北新地の大工(が儲かる)」ということわざがあるのですが(いや、ないってば)、別の言い方では「歌舞伎町の内装屋」とも言います。

 これはどういうことわざかと言うと、「一見盛り上がっているように見えるが、実は実質的には衰退している」ことを意味します。
 もっと平たく言えば、「ある側面から見ればイケてるように見えるけれど、全体はダメになっている」という意味です。

 大阪北新地も、東京歌舞伎町も、飲み屋街です。そこで大工さんやら内装工事業者さんの仕事がたくさんあるということはどういうことか?

 つぎからつぎに大工工事や内装工事があって、工事業界としてはその地域は潤っているようにも見えるし、実際売上も上がっていることでしょう。

 しかし、飲み屋街で工事の発注が繰り返されるというのは、実は「店ができてはつぶれている」からで、飲みに訪れる最終消費者としての酔客そのものは減少しているということに他なりません。

 それでも、店がつぶれても、「山っ気」を起こして参入する新しい店がつぎつぎ現れるので、飲み屋街そのものも、簡単には衰退しない、というわけです。


 ちなみにこういうことわざは、この世にありません。私がさっき作りました。てへ。

 

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  さて、「北新地の大工が儲かる」という現象、実は何が起こっているかというと「顧客のすり替え」なんですね。本来、飲み屋街というのは、酔って楽しんでもらうという最終消費者である飲んだくれサラリーマンこそが、財布の持ち主であり、金主です。その人たちがお金を回すから成立するのです。

 ところが、飲んだくれサラリーマンは減っているのに、新しいスナックのママや、バーの店主が「財布の持ち主、金主」としてお金を出すから、飲み屋街ではお金が回っているように見えるわけです。

 本来、この町の顧客は「酔客」のはずなのに、「新店主」が顧客になってしまっている現象。これが「顧客のすり替え」です。


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 この講座では副業についてあれこれ言っているのですが、ネットビジネス界隈では、すでにこの「北新地の大工」「歌舞伎町の内装屋」現象が起きていて、ひどいことになっています。

 なので、ここらでいっちょ警鐘を鳴らしておこうかと。


「えせネットビジネスにも、ネットまがいビジネスにも、だまされちゃあ、いけませんぜ」と。


 ネットでも、リアルでも、ビジネスの根幹は、「最終消費者にサービスやモノを提供して、お金をいただくこと」です。これ以外にはありません。ですから、顧客としての最終消費者がいて、そこに何かをお届けしてはじめて、お金を頂くのが健全なビジネスであり、将来性があるということです。


 ところが、ネットビジネスと言うと「ブログを書いたら稼げます」とか「このサロンで情報を得れば儲かります」とか、「ユーチューバーになりましょう」とか、そんなのばっかりで、もうみんな本質を見失っています。


「ブログを書いたら稼げますよ、という内容をブログに書いて、それを見た人がブログを書こうと思って、その人が『ブログを書いたら稼げるよ』という記事を書く」

みたいなことが本当に起きていて、


マ、マトリーショカか??


あるいは


無限連鎖講か??


みたいなことになっています。客観的に読むと笑えるけど、マジで事態はそうなっているのです。


 もはや最終消費者もいなければ、ただ「山っ気を起こしたバーの店主志望」ばかりになっているのが、ネットビジネスの世界。そりゃあ、儲かるのは北新地の大工だけですね

 情報商材の本質をついた「笑い話」というのがあって、もはや古典のレベルなのですが、

『 ”誰でもできる、眠っている間に3000円ずつ振り込まれる方法を教えます”という情報商材がありました。その記事には3000円ずつ振込みがある通帳の画像がついていました。その情報が載った商材の価格が3000円でした』

というのがあります。

(↑ちなみに、これ。限りなく詐欺に近いけれど、詐欺ではないからこの世は恐ろしい)


これをちょっと複雑に見せかけただけのようなことが、巷ではまかり通っているので、


 もはや詐欺まがい!


 もはやマルチまがい!


 もはやネットまがいビジネス!


と呼ばざるを得ないわけです。


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 はい。では今日のポイント。

 「えせ・偽ネットビジネス」「ネットまがいビジネス」に騙されたり、心を乱されたりすることのない簡単な見分け

方というか、ツボがあるのでお教えしておきます。


 それは、


「最終末端顧客(消費者)がいるかどうか」


ということです。


 その情報、その商材、そのビジネス。最終消費者が何を買って、何を手に入れて満足するのか、の答えがはっきりあればオッケー。問題ないです。


 しかし、そのビジネスが


「その情報、その商材を使って、買った者がまた別の顧客を探さなくてはならないもの」


だとしたら、それは必ず詐欺まがいです。えせビジネスです。


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