Chapter 35 of the book "The Gandhi Story"

※以下の文章は、上記の本を私が翻訳・要約した日本語記事です。

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さよなら、ガンディー

今までこんなに国に与えられる人間がいただろうか?今までこんなに世界を諭せる人間がいただろうか?ガンディーは、人生のうち、刑務所の中で2,338日を過ごした。彼は、何日間も何週間も断食した。彼は、インドの国と人々に自分の人生を捧げた。

ガンディーはお金持ちになれたのに、世界中の最も貧しい人々のように暮らした。彼は、インドの最も貧しい人々を助けた。そして、学校や病院を建てることや、町をきれいにすることにも尽力した。彼は、パーリヤをみんなと同じように生活させようと多くの人々に理解を求めた。

ガンディーは、世界で最も強い国のひとつと戦い、勝った。しかも、暴力を使わずに。ガンディーは、非暴力性を訴えた最初の人だった。これまで誰も知らなかった方法で。

ガンディーを殺したナトラム・ゴドセは、インドとパキスタンの戦争を始めさせた彼を殺したかった。彼は、インドが勝つことを望み、パキスタンをなくしたかった。しかし、起こっていたことは全く違っていた。

ガンディーの死は、平和をもたらした。ガンディーという偉大な人間を失ったことを悲しみ、ヒンドゥー教とイスラム教が団結したのだ。

ガンディーが世界に与えた大きな贈り物は、非暴力性だった。ガンディーは私たちに示した。戦争や暴力なしでも変化をもたらせることはできると。彼は、私たちに教えた。攻撃された時でさえ、何もせず、反撃しないということを。

ガンディーが亡くなった後も、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが、アメリカの黒人の生活をよりよくするために、ガンディーの教えを守った。キング牧師は言った。「キリストは私たちに言葉で伝えたが、ガンディーは私たちに方法で伝えた」と。

他にも偉大な指導者たち、ネルソン・マンデラ(元南アフリカの大統領)やアウンサンスー・チー(ミャンマーにおける非暴力民主化運動の指導者)、そしてダライ・ラマ14世(チベット仏教の最上位の高僧)もガンディーの非暴力的なやり方を守った。

今日、私たちは危険な時代を生きている。まだ多くの戦争が起こっていて、世界は暴力で溢れている。アメリカで有名なダグラス・マッカーサーはかつて、ガンディーについて大事なことを語った。「もし世界中の人々がガンディーの非暴力的なやり方を学んだなら、みんなが共に生きていける」と。

終わり。

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