Chapter 32 of the book "The Gandhi Story"
※以下の文章は、上記の本を私が翻訳・要約した日本語記事です。
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インドとパキスタン
ヒンドゥー教徒は、パキスタンに住みたくないと思っていたし、イスラム教徒もインドに住みたくなかったので、何百もの人々が、自分の新しい国に引っ越し始めた。
人々は、安全な場所に行くことを急いだが、多くが食べ物と水を持っていなかった。
すぐに新しい2国の中でひどい内戦が始まった。1200万以上の人々は自分の国を去るべきだったが、約50万もの人々が殺された。ガンディーは起こっている出来事が信じられなかった。
ガンディーはとても心を痛めた。彼は、人々の死を自分の責任だと考え、悲しんだ。そして、自分が何をすべきかを考えて、1948年1月13日、ガンディーは断食を始めた。
ガンディーにとって断食は、若い時はし易いものだったが、今は年をとってしまい、とても辛いものだった。
ガンディーは、横になり、目を閉じて1日を過ごした。話す時もか細い声で話したので、皆にはよく聞こえなかった。ガンディーは、毎日数kgずつ体重が減っていった。
多くの人々がとても憤怒した。初日、人々は「もうガンディーを死なせよう」と言っていたが、2日目になると、数人の人々が、「ガンディーは正しい」と言い始めた。3日目には、多くの人々がそれを言い始めた。4日目には、ガンディーを見守る人々の数は膨らんでいき、憤怒する人々の数は少なくなっていった。最終的には、ガンディーを応援しようとする何百の人々が道に溢れる程だった。
1週間後、イスラム教徒もニューデリの通りを安全に歩くことができるようになった。ガンディーは再び、人々の考え方を変えたのだった。
1月18日、ガンディーは断食をやめた。
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